大阪府市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致計画の遅れが、開設先となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)への鉄道整備プロジェクトに影を落としている。
■異なる集電方式に対応
「夢洲方面への特急接続は、万博開催とIR開業を前提で検討している。(IR実現の)時期などを含めて、注視していきたい」
6月19日に大阪市内で開催された近鉄グループホールディングス(HD)の株主総会で、株主から夢洲方面への特急計画について問われた近畿日本鉄道の都司(つじ)尚(たかし)社長はこう手短に答えるにとどめた。
近鉄は奈良駅(奈良市)を始点とする奈良線と、夢洲に延伸する大阪メトロ中央線に乗り入れる近鉄けいはんな線を結び、奈良と夢洲を結ぶ特急運行を検討している。奈良線とけいはんな線が異なる集電方式を採用しているため、これに対応可能な新型車両を開発するという野心的な計画で、実現すれば万博やIRに訪れた国内外の観光客を近鉄の牙城である奈良や伊勢志摩、名古屋方面に運ぶことができる。業界内では“IR特急”と呼ばれ、期待を集めている。
ただ、早期の実現には早くも疑問符が付く。株主総会では冒頭、新型コロナを受けた経営環境の激変を受け、同計画を含む近鉄の「3大プロジェクト」について、「実施の時期や規模を慎重に検討していく」との説明があった。
[匿名さん]
8両にして欲しいです。運賃料金をもう少し安くして欲しいです。ホーム改良工事などもお願いします。
[匿名さん]
奥山清行400系は、最新の車両技術を取り入れ、現在、中央線を運行している20系車両の更新車両及び他路線へ転用する24系車両の置き替え車両として導入します。
30000A系は、万博開催期間中の必要な輸送力を確保するため、輸送力増強として導入し、万博後は谷町線に転用します。
30000A系は2022年7月から、400系は2023年4月からの運行開始を予定しています。
なお、Osaka Metro の新型車両の導入は、2011年に御堂筋線で運行を開始した30000系以来12年ぶりとなります。
[匿名さん]
2025年の大阪・関西万博を見据えて、大阪メトロが開発を進めてきた新型車両が報道陣に公開されました。
大阪メトロ中央線は、延伸によって2025年の大阪・関西万博の会場となる夢洲に乗り入れる予定で、会社では、万博を見据えて12年ぶりとなる新型車両の開発を進めてきました。
来年4月からの導入を前に7日、新型車両が報道陣に公開されました。
外観は宇宙船をイメージして造られていて、車両の前面がガラス張りに見えるよう工夫されています。
[匿名さん]
大阪メトロは2023年6月21日(水)、万博会場へのアクセス新線として整備中の中央線「夢洲延伸」(北港テクノポート線)区間について、コスモスクエア駅から海底を経て夢洲人工島の夢洲駅に至るトンネルがつながったと発表しました。
中央線は大阪港駅から海底トンネルを越えて、南港・咲州のコスモスクエアが終点です。そこから先は新交通システムの「ニュートラム」が走っています。延伸部は中央線が北西へ進路を変え、もう一度海底トンネルで別の人工島「夢洲」へ向かうものです。延伸距離は3.2kmです。
これまで、海底をくぐる開削トンネルと沈埋トンネルが完成済み。残り区間として、夢洲の地下をシールドトンネルで掘削していました。今回、それが貫通を迎えたのです。
延伸開業予定は、大阪・関西万博が開幕する2025年。あとは夢洲駅の工事が本格化していきます。ちなみに夢洲からさらに北上して舞洲・桜島方面へ延伸する計画がありますが、こちらは休止状態です。
[匿名さん]