スポニチアネックス2021年06月27日18時13分
児玉芽生が100と200で2冠達成「ホッとしている」
◇陸上・日本選手権最終日(2021年6月27日 大阪・ヤンマースタジアム長居)
東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子200メートルは児玉芽生(福岡大)が23秒46(向かい風1・0メートル)で優勝し、100メートルとの2冠を達成した。
昨年女王で2位に入った鶴田玲美(南九州ファミリーマート)、3位の斎藤愛美(大阪成蹊大)との接戦から抜け出した。「内容としては前半いきたかったけど、今年の課題であったコーナー抜けはスムーズにいったのでまあ悪くはないレースだった印象」と振り返り、「優勝できてホッとしています。昨年も2冠目指すと言って取れなくて、今年やっととれたのでうれしい」と笑顔を見せた。
長年日本女子短距離界をけん引してきた福島千里の五輪出場は難しくなり、児玉は後を継ぐエースとして期待される。出場権を得ている400メートルリレーのメンバー入りは確実で、1カ月後の大一番に向け「ここぞで力を十分に力を発揮できず、精神的にも肉体的にもまだまだだと感じたのでどんなプレッシャーでも力を発揮できる精神力をつけること、加速の部分を技術では上げていたい」と意気込んだ。