【Tリーグ】東京、張本智和の2勝で首位攻防戦制す「この気持ちを求めてやっている」
2020年2月9日 17時46分スポーツ報知
# スポーツ# 卓球
チームを勝利に導き、ベンチへ駆け出す東京・張本智和(Tリーグ提供)
チームを勝利に導き、ベンチへ駆け出す東京・張本智和(Tリーグ提供)
◆卓球 Tリーグ 木下マイスター東京3—2T.T彩たま(9日、カルッツかわさき)
木下マイスター東京が3—2で2位のT.T彩たまに競り勝ち、勝ち点を38に伸ばして首位を守った。東京五輪代表の張本智和(16)が1勝2敗で迎えた第4試合で勝利。1ゲーム先取の延長戦も制した。
張本は勝利の瞬間、ベンチへ駆け出し、邱建新総監督に抱きついた。コーチの父・宇さんやチームメートと笑顔でハイタッチ。「2点(勝)取ってチームが勝つことができて、いつもの喜びより2倍3倍。(優勝した昨年8月の)ブルガリアOPぶりに喜べた。この気持ちを求めてやっているので、もっとこの気持ちを味わいたい」と歓喜した。
1月の全日本選手権から苦しい試合が続いた。準決勝で敗れ、ドイツOPは初戦敗退。8日のTリーグでも黒星を喫し、自身3連敗中だった。だが、負ければ首位陥落した第4試合で18年のブルガリアOPで敗れていた松平健太に3—1で雪辱。第2ゲームで立ち上がりから10連続失点する場面もあったが、台上技術に優れた相手に「(ブルガリアでは)ラリーになる前に崩されていた。相手のフリックを警戒しながら、まずはラリーに持っていこう」と臨み、両ハンドの決定力で上回った。