「これが実際に私が書いた偽造領収書の実物です。私は事務局長の指示によって架空の情提供者になりすまし、一度に50枚くらいの架空領収書を書かされていました。」
21年間に渡って東北各地の検察庁に勤務した元副検事、高橋徳弘氏が番組で実名告発した裏金作りの生々しい手口。さらに高橋氏は、仙台高検の事務局長名の偽造依頼書などの決定的証拠も保管していたのである。やがて、こうした放送が裏金疑惑を追及する人々の連帯に結びついていき、情報公開という手法で検察の裏金を追及している仙台の市民オンブズマングループが、高橋氏や三井元公安部長を証人申請。ついに去年12月、仙台地裁で画期的な判決が下された。なんと、法務大臣も検事総長もないとしてきた検察の裏金を裁判所が認定したのである。
コピペ