全般的に暴力団の勢力は近年、弱まってはいるものの、とりわけ分裂以降の山口組と神戸山口組の対立抗争は収束しておらず、両組の抗争に起因するとみられる事件は20年中に9件発生。この種の事件は、両組が対立抗争状態にあると警察庁が判断した2016年から3月7日から20年末にかけて計82件発生し、うち67件で259人の暴力団構成員らが摘発された。
20年5月には岡山市の路上で山口組系組織の幹部が神戸山口組系組織の幹部に拳銃を発射して負傷させ、11月には兵庫県尼崎市内の路上で山口組系組織の幹部らが神戸山口組幹部らに拳銃を発射して負傷させるなど、拳銃や刃物を使用した抗争関連の凶悪事件が全国各地で相次いだ。
20年中に摘発された暴力団勢力の人数は、前年比1092人減の1万3189人。最も多かったのは覚せい剤取締法違反の3510人で、以下、傷害1629人、詐欺1249人、窃盗1157人、暴行829人などが続き、殺人は97人だった。
20年5月には岡山市の路上で山口組系組織の幹部が神戸山口組系組織の幹部に拳銃を発射して負傷させ、11月には兵庫県尼崎市内の路上で山口組系組織の幹部らが神戸山口組幹部らに拳銃を発射して負傷させるなど、拳銃や刃物を使用した抗争関連の凶悪事件が全国各地で相次いだ。
20年中に摘発された暴力団勢力の人数は、前年比1092人減の1万3189人。最も多かったのは覚せい剤取締法違反の3510人で、以下、傷害1629人、詐欺1249人、窃盗1157人、暴行829人などが続き、殺人は97人だった。