佐賀 唐津市鎮西町付近に記録的大雨 災害の危険迫る
2021年8月1日 7時24分
佐賀県の唐津市鎮西町付近では、午前6時半までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。このあとも九州北部では非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象台は土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。
南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で九州の広い範囲には雨雲がかかり、ところどころで発達しています。
気象庁によりますと、佐賀県の唐津市鎮西町付近では、レーダーによる解析で午前6時30分までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。災害が発生する危険が迫っていることから、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して安全を確保するよう、呼びかけています。
1日に予想される1時間雨量は、熊本県、大分県、佐賀県で60ミリとなっています。
また、2日の朝までの24時間雨量は、熊本県と大分県が150ミリ、佐賀県が120ミリと予想されています。現在、佐賀県の唐津市と玄海町には土砂災害警戒情報が出ています。
気象台は土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水、それに河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけています。また、落雷や突風にも注意が必要です。