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まあツッコミどころ満載なんだが。
「宗教団体が政党を利用して独自の教義に基づく政治支配を企てても防止できないという問題が生ずる」
この懸念だが、これを言っている政治家やそのお抱え憲法学者はその発言が持つ矛盾に気付いているのかいないのか。
君には別スレで言ったと思うが"独自の教義に基づく政治支配"を実行するには憲法改正が必要となる。
さらに憲法改正には国会両院の2/3以上の賛成の上、国民投票により国民の過半数の賛成を必要とする。
そうなった時は既に憲法改正する必要のない状態、つまりその宗教団体が社会のスタンダードとなっており、わざわざ擁護するような憲法を作らなくてもよくなっている。
さらに言えばそう言う事態が起こり得るのか、と言う問題が出てくる。
前も言ったが、この類の懸念は
「買い物に行きたいけど、交通事故に遭うかも知れないから家を出れない。」
と言う病的な心配性と同じだ。
次に
「立法機関である国会で しっかり協議すれば それらの容認見解も以後意味がなくなるのだから。」
と述べているが、これまで幾度となくこの問題は国会で論議され、その度に以下の内閣法制局の見解が国会で述べられている。
「憲法の政教分離の原則とは、信教の自由の保障を実質的なものとするため、国およびその機関が国権行使の場面において宗教に介入し、または関与することを排除する趣旨である。それを超えて、宗教団体が政治的活動をすることをも排除している趣旨ではない。(自社さ連立政権における内閣法制局長官大森政輔の国会答弁趣旨)」
何度も言うが君の言う懸念は今までに何度も国会で議論され、その都度
"宗教団体の政治参加は問題なし"
とされてきた。
それを知っていて公明党を政敵として攻撃するために、一部の恥知らずな政治家やそのお抱え法学者に使われているカビの生えたロジックなんだよ。
君も議論するなら賛否両論を広く見て議論すべきだよ。
少なくとも賛否両論を見てみれば、完全政教分離論のもつパラドックスがはっきり見えてくるんだがね。