時事通信2020年12月22日17時12分
【図解】過去10年間のわいせつ処分教員数
わいせつ行為やセクハラで2019年度に懲戒処分を受けた公立の小中高校などの教員は273人で、過去2番目に多かったことが22日、文部科学省の調査で分かった。児童生徒に対するわいせつ行為が理由だった教員は126人と4割を超え、うち5人が停職、他は懲戒免職とされた。
免許再取得、教委に拒否権 わいせつ教員防止へ新法
文科省は、児童生徒に対するわいせつ行為は原則として懲戒免職とするよう各教育委員会に指導している。同省によると、今年9月までにこうした処分基準が全国で徹底されたという。
わいせつ行為を理由に処分を受けた教員は174人で、年代別では20代が最多。一方、セクハラで最も多かったのは50代以上だった。わいせつ行為の態様では、「体に触る」が最も多く、放課後や授業中、休み時間、部活動の際に行われたケースがあった。
処分を受けた教員数は、13年度以降200人超が続いており、18年度は過去最多の282人だった。文科省は「児童生徒とSNSでの私的なやりとりを禁じるなど、予防的な取り組みを進めたい」としている。
【図解】過去10年間のわいせつ処分教員数
わいせつ行為やセクハラで2019年度に懲戒処分を受けた公立の小中高校などの教員は273人で、過去2番目に多かったことが22日、文部科学省の調査で分かった。児童生徒に対するわいせつ行為が理由だった教員は126人と4割を超え、うち5人が停職、他は懲戒免職とされた。
免許再取得、教委に拒否権 わいせつ教員防止へ新法
文科省は、児童生徒に対するわいせつ行為は原則として懲戒免職とするよう各教育委員会に指導している。同省によると、今年9月までにこうした処分基準が全国で徹底されたという。
わいせつ行為を理由に処分を受けた教員は174人で、年代別では20代が最多。一方、セクハラで最も多かったのは50代以上だった。わいせつ行為の態様では、「体に触る」が最も多く、放課後や授業中、休み時間、部活動の際に行われたケースがあった。
処分を受けた教員数は、13年度以降200人超が続いており、18年度は過去最多の282人だった。文科省は「児童生徒とSNSでの私的なやりとりを禁じるなど、予防的な取り組みを進めたい」としている。