1日夜に放送されたTBS系「news23」(月~木曜午後11時、金曜午後11時58分)に与野党8党党首が出演し、3日に公示される参院選(20日投開票)を前に、物価高やコメ価格など喫緊の課題について党首たちが主張を繰り広げた。
冒頭の質問は、物価高対策として「給付か減税か」の認識を問うものだったが、石破茂首相(自民党総裁)は「減税」「給付」を、ともに答えた。「消費税は大切な社会保障の財源ですからこれには絶対に手をつけない形で、給付も減税もやっていく。だけど何より賃金を上げることがわが党の方針です」と答えた。
これに対し、メインキャスターを務めるフリーアナウンサー小川彩佳が、「消費税には絶対、傷をつけないとおっしゃっていましたが」と指摘すると、石破首相は「我々は政府の立場ですから、予算をお認めいただき、『103万円の壁』を撤廃することで、減税は2万円から4万円の幅ですが実現しますよね。だからこれは減税です」と主張。「低所得のご家庭やお子さま1人あたりへの給付もやっています。これは6年度補正予算と7年度予算」とした上で「これからどうするのという話が、給付か減税かという話になるが、それは、給付もやれば、減税もやります。だけど賃上げももっとやっていきます」と述べた。
「それ(賃金上昇)をまだ物価上昇が上回っている部分があり、その部分は重点的に、困っている世帯やお子さんがいらっしゃる世帯に重点的にやりますということ。それとスピーディーに配る」とした上で「消費税減税は時間がかかりますからね、1年くらいかかるんですから。迅速にお手元に届くようにする」と主張した。さらに…
【日時】2025年07月02日(水) 13:40
【ソース】日刊スポーツ