📖 創作･携帯小説

「では望月様、ズボンを脱いでください。下着も。」
「あのー上は？」
「どちらでもいいです。上半身は必要ないので。お好きなようになさってください。」


私はスラックスを脱ぎパンツも脱ぎました。ひかれた布団の端に畳んでおきます。


「では仰向けになって寝ころんでください。枕いりますか？」
「一応頂いときます。」

大きな枕を頂き寝ころびました。

「これをどうぞ」

バスタオルを股間に掛けられます。

(挿れられるのわかってるから別にいいけど・・・)

ゆいさんから説明があります。

「すみませんがこれから大師様のペニスを挿入するのですが、ご自身で膣を濡らしておいてください。望月様のご経験を知りませんので何とも言えないのですが、大師様のペニスは男性として大変ご立派なものです。多少痛みを感じる方もいらっしゃいます。ですので十分潤わしておいてください。」

「はい」
(人前でするの〜〜自分で〜〜。でも人にしてもらうのも嫌か・・・もうこの際！)

私はバスタオルで股間を隠しながらクリ○リスを触りました。


途中疑問が生まれたので聞いてみました。


「ゆいさん。先生のペニスの・・・その・・・準備は私がするんですか。」


ゆいさんは笑いながら答えます。

「まさか御冗談を・・・・大師様のご準備は私たちがいたします。安心してご準備を」



クリ○リスをいじり続けました。

すぐにおま○こが濡れて・・・・・来るわけありません！
人前でしたこともなく緊張もします。まして性欲も現在たまっておりません。
それでもクリ○リスをいじり続けます。少し湿ってきたところへ男性が戻りました

男性はタオルをかけられている私の股間をちらっと見て視線をそらしました。

(まぁ男性だもん・・・・見るよねぇ・・・・・・・)

「どうです？潤いましたか？」
「もう少しです。もう少し時間をください」
「いいですよ。こちらも準備がありますので」

男性は立ったままそういうと正座して並んで待つ二人の女性を見ます

「大師様、このたびは私がご準備差し上げます」
「ん。頼む」

ゆいさんでした。ゆいさんは立ち上がると男性の前に正座して座り膝立ちしました
男性の白いズボンを止めているひもを解きさげました。
パンツを脱がせて近くに畳みました。


男性の股間が現れます。



（でか！い！・・・・・普通で！・・・・・この大きさ！マジでかい！・・・・・・・・・・マジ！）


ゆいさんの言う通り男性のおチンチンは大きそうです。
生唾・・・・飲み込みました。

（大きくなっったらもっと・・・・・・あれ無理かも・・・・・でも・・・見てみたい・・・・・・・）


「失礼いたします」

そういうとゆいさんは男性のおチンチンを舌を出して舐めた後咥えました

ヌッポ　　　　　　ヌッポ　　　　　　ヌッポ

ゆいさんは口を大きく開けてゆっくりと首を動かします。
時々顔をくねらせて男性のおチンチンをしゃぶります。
男性はゆいさんの頭の上で手を起用に合わせ口を動かし念仏のようなものを目も瞑って唱えているようでした。

その間も私は股間をタオルで隠しながらクリ○リスをいじり続けます。
大分潤ってきています。

男性のおチンチンが徐々に大きくなってきました。
そして大きくなりつつ、且つ上を向いてきたようです。ゆいさんの状態から直ぐ分かりました。ゆいさんはが正座から膝立ちに変わったからです。
恐らくおチンチンが大きく硬くなり咥える角度を変えないと続けられなかったのでしょう
それにゆいさんが咥えていな部分もかなり目立ちました。


ジュポっ　　　　　ジュポっ　　　　　　ジュポっ


ゆいさんのフェラの音に水分が混じり始めました。

その時ゆいさんは咥えていたおチンチンを口から出しました。
口と亀頭に少し太い液体が糸を引て繋がっています。
亀頭を手で優しく包んでからゆっくりしごきます。


その時ちらっと横目で私を見ました。目があいました。


その後また口に咥え頭を動かし始めました。


（ゆいさもう・・・・エッチねぇ・・・・あのでかいおチンチン見せつけて・・・・・もう・・・・）


ゆいさんがおチンチンを口から出したのは私に見せつけ、”今からこれがはいるのよ”というサインです。なんとなくそう思いました。


ジュルっ　　　　　ジュルッ　　　　　ジュルっ



（単なるフェラじゃないの・・・・・見せつけてもう・・・・・・・・・エッチ・・・・・）



「もうよい。」
「はい」


男性のおチンチンはゆいさんの顔と同じくらいの長さでした。

「ご苦労様」
「いえ」

男性のおチンチンはかなり上を向いていました。年のせいか若い人には及びませんが


でも大きいです。亀頭も・・・。こういうのがエラが張ってるというものでしょうか・・・・。
すごいです。５０代の人のおチンチン・・・・・。大きいです・・・・・・。


「私は準備できました。望月さんはどうです？」
「私もよろしいかと・・・・」
「そうですか。では始めますか。」
「はい」


そういうと覚悟を決めてある私は自ら股間の上にかぶさってあるタオルをどけました。


「それでは始めよう。えり先生。メモの用意は？」
「できております。」
「ん。それと・・・・ゆい先生。」
「はい」
「今回何が起こるかわからん。心づもりしておいてくれ。」
「かしこまりました」

そういうと男性は私の前に立ちました。
大きなおチンチンがより大きく見え、歩いた反動で左右に揺れています。


男性が前に来たので足を開きました。受け入れやすいよう膝を曲げ思いっきりです。


「痛かったら言ってください。」
「はい。できるだけゆっくりでお願いします。」


男性が自分のおチンチンを持ち、挿入してきました。
私は肘立てのスタイルで自分の股間を見ていました。
入る瞬間。入っている途中の様子。すべて入った瞬間。
これらを見ておきたくなったんです。


ズブ　　　　　ズブズ　　　　　ずぶぶぶぶぶっ


（！・・・・・・・・！！！・・・・・・すごい♡・・・こんな・・・もの・・・・入った♡・・・ん♡）


私の股間で男性と私の陰毛が交じり合い、おチンチンが見えなくなりました

大きなおチンチン・・・不思議な感覚が私を襲っています。

圧迫感
充満感
快感
痛感

それらが入り混じった不思議で、今まで経験したことのない感覚でした。
男性のおチンチンが挿入途中は多少痛みはありました。
今は圧迫感が支配しています

「A子さんのことを頭に浮かべて」
「はい」

言われた通りA子さんの姿を思い浮かべます。

「うん。それでいい。そのまま」

私は足を大きく開き男性の大きすぎるおチンチンを受け入れ続けています。
男性は目を瞑り前を向いています。やがて何かが見えたようです。

「わかった。犯人は健二・・・・立・・・立脇・・・立脇健二・・・５４歳・・・住所は・・・○・・」


ゆいさんがメモを取ります。犯人が見えているようです。


「おや？何だ？誰だこれは？・・・・・・・何者だ？なんでだ？・・・・・」


不意に男性が言い放ちました。


「よく見えん・・・くそ！・・・ここまで来て・・・・・」


私は少し不安になりました。何が起こっているのかわからないのです。
（何？何が起こっているの？私？私が原因？どうしたらいいの？）


「仕方ない。」


男性はそういうと私の両足首をもって高く上げ、つま先を私の頭の方へ傾けます。
腰を浮かせられた私はおマ○こを斜め上にあげられる格好になり、男性のおチンチンが少しぬける格好になりました。完全にはぬけていません
男性は膝立ちした後私のおま○こにおチンチンを入れなおしました。
その時体重をかけて押しこまれました。最深部に・・・・・

真上からの感覚に近いものでした。



（うっ！・・・・・・うんんんんんｎ！・・・・・ふぅぅぅぅぅっっっっ！・・！！！あっ♡！！！）



おマ○コがおチンチンで埋め尽くされたようでした

肘を立てて挿入部分を見ていた私はあまりの圧迫感に顎が天井に向きました
そして力なく上半身が布団に沈みます。
首の付け根に枕があたり自然と顎が天井に向いてしまいました。

（くる・・・し・・・い・・・・・お腹・・・・・）


男性は私の足をさらに持ち上げ、完全に膝が布団に着くようにしました。
そして一回途中までおチンチンを引き抜き少したって挿入し直しました。
上からのプレス状態です。


（すごすぎる・・・・・・・こんなの・・・・初めて・・・・・とどい・・・てる♡・・・）


私は膣の奥まで達していることに興奮しました。圧迫感はありますが・・・・
しかし緊張しているのか快感はあまりありません。


「望月さん、少し力を入れすぎです。力を抜いて。リラックス、リラックス！」


私には身に覚えがありません。力なんて入れていません。


「はい・・・・でも・・・ちょっと・・・・」
「いや今は力は要らない。精神を研ぎ澄まして・・リラックスして・・」


とはいうものの・・・私では力を入れてませんしどうしようもありません。


「ほらほら、力を抜いて！聞いてますか！望月さん！力抜いて


私は顎が天井を向き男性の顔を見ていません。聞いてないと思われたのでしょう。

（そんな・・・ちか・・ら・・いれてな・・・・・・・い♡・・・・無理♡・・・無理♡・・・・どうしたら・・）


「大師様。女性は時に自分でどうすることもできない時もございます。それが女性というものでございます。男性もそのようなこと、少々御ありだと思いますが。」


ゆいさんが助け舟を出してくれましたが・・・・

（違うのよゆいさん。気持ちいいからじゃないの。ほんと・・・わかんないの♡）

男性はゆいさんの言葉に頷きました。


「A子さんはこれ以上諦める。邪魔が入った。ゆい先生準備を。わかるな？」
「はい。」
「久しぶりだが良いな？」
「はい。心積もりできております」
「わかった。準備してくれ。早めに。」
「かしこまりました。」

何が何だかわかりません。
（邪魔？何の？私が悪いの？そんなに力・・・というか締め付けてたのかな？）



ぬるっ　　ぬりゅりゅりゅっっ
（・・・・・・・・・・♡♡♡♡♡♡♡♡♡）



男性のおチンチンが抜かれました。
この時亀頭にGスポットを引きずられ初めて快感を得ました。
と同時に圧迫感から解放され大きく呼吸しました。

（はぁ・・・はぁ・・・・大きなおチンチンって・・・こうなのね・・・・）



ゆいさんを見ると・・・・・驚きました。



すでに下半身だけ裸で上半身は着衣のまま・・・・
そしてこちらにお尻を向けて四つん這いになりお尻を向けます。
いえ・・・突き上げていました。

「よいか？」
「はい。準備できました。」



（ゆいさんのおま○こ・・・・・綺麗・・・・・・）

ゆいさんのおま○こは色素の沈着も薄くきれいなもので、一筋の割れ目がありました
太ももは閉じられていましたが膝から下は開かれていました
男性はゆいさんのもとに近寄りお尻に手をつきます。

「濡れてないが大丈夫か？」
「はい、お構いなく」

そういうと男性は腰を前に傾けました。
ゆいさんは挿入中顔を天井に向けていました。顔は見えません。
でも・・・あの大きなおチンチンです。ものすごく感覚に襲われているでしょう。
ゆいさんは挿入が奥になるにつれ膝から下がさらに大きく開かれます。
そんなゆいさんに追い打ちがかかります。


「ゆい先生。修行もかねて少し動くが大丈夫か？」
「はい。お気になさらず。修行いたします」

（修行？動く？エッチじゃないの？したいだけ？そうじゃないの？）


ペチッ　　　ペチッ　　　ペチッ　　　ペチッ


男性の腰が打ち付けられる度、ゆいさんの日焼けしたお尻から音がします。

ゆいさんは頭を下に向けたまま耐えているようでした。

（ゆいさんあの大きさ大丈夫なんだ。結構してるのかな？）


ぺちっ　　ペチッ　　ぺチ　ぺチ　ぺチぺチぺチぺチぺチぺチぺチぺチ

男性の腰使いが早くなりゆいさんの顔が上を向いたり下に向いたり忙しくなりました。
苦しいのか・・・・それとも・・・・・


「邪魔をしてるやつ・・・・・C子・・・・２４歳・・・・・住所は・・・・・」

どうやら邪魔をしているのは私ではなくC子という人でした。
私ではなくほっとしました。


でも次の言葉に私は凍り付きました。


「残念ながら存命ではない。立脇に殺されている。そして埋められてる。」

衝撃が走りました。この犯人、ほかにも殺害している人がいる。

でもこの時点で本当かどうかわかりません。嘘かも、狂言かもです。
でもでも私と家族しか知らないことを言い放った人間で、それを信じて股を開きました。

「残念だが場所に辿り着くのは難しそうだ・・・そろそろ終わろう・・・・」
「ちょっと先生。遺体の場所までわかんないと！何のために私たち・・・・」
「静かに！・・・えり先生・・・やんちゃ猫・・ビデオテープ・・・○京・・１−１３−５・・」



パンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっ



男性にそれでももっとよく見ろ！よく占え！と言い立ったんですが・・・・・・
男性の腰を打ち付ける音に気を取られました。
男性はすでに半分くらいたって蟹股になり激しく腰を振っています。
ゆいさんは頭を下にしていて髪の毛で顔が隠れ表情がわかりません。


（あの〜〜〜もう・・・SEXなんですけど・・・・ほんとに占ってます？・・・・もう・・・）


「ゆい先生そろそろだ。いいな？」
「はい」
「えり先生、あなたは？」
「大師様、わたくしはお口にて修行を・・・よろしいですか？」
「いいですよ。ゆい先生から引き出したらすぐに咥えれるよう尻の横に口を」
「かしこまりました」


何を言っているのか見当がつきます


「ではいくぞ！」


男性が腰をものすごい勢いで振っていました

パンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっパンっ



ゆいさんは四つん這いになりお尻を突き上げ、男性に強烈に責められています。
太ももはぴったりと閉じられていますが、膝から下は大きく開いています。
私の勘ですが・・・少なからず気持ちが良いのでしょう。

えりさんはその横で逆に四つん這いになりゆいさんのお尻の横に顔を置いています。


どんっ


「まずはゆい先生・・」


男性は腰を大きく打ち付け動かなくなりました。そして一気におチンチンを引き抜きます


「そしてえり先生。素早くな」


引き抜いたおチンチンをえりさんが素早くくわえ込みます。


ゆいさんはそのまま仰向けに倒れこみました片足は折れて太ももにかかって上に・・
えりさんは大きな亀頭をくわえ込み男性に頭を片手で持たれています。
手が頭にのせられた時からえりさんは男性の顔を上目目線で見つめています。
男性はゆっくりゆっくり腰を振っています。


「えり先生。もうよい」
「はい」

そういうと男性は私の少し離れたところに腰を下ろし、胡坐をかいて座っています

「すみませんね望月さん。男を見せてしまって・・不愉快でしたかな？」
「いえ・・・べつに」
「もう足を閉じていただいていいですよ。終わりましたので」


男性とゆいさん、えりさんの行為に見とれていた私は足を閉じていませんでした



（あら、失敬。華怜？あなた女よ・・・忘れちゃダメ）



足を閉じましたが股間にタオルは掛けませんでした。

胡坐を組んだ男性のおチンチンは大きなままでした
ヌメヌメとした液体をまとわりつかせてそびえたっていました。
祖のおチンチンをえりさんが又咥えます。まるで口で掃除をしているようでした。


「望月さんお疲れ様。頭痛がしてきましたので手早くいきます」
「はい」


ようやく見えたものが話されます


「犯人は立脇健二、後で住所などは教える。こいつがA子さんを強姦・殺害。ただ・・」
「ただ？」
「もう一人殺している。C子さん。この人も後で教えるが・・・遺棄された場所に連れて行ってもらえるよう頼んだんだが・・・取り乱していて無理のようだ。」
「ではわからないんですか？」
「今のところはね。」
「今のところは？」

私は少しがっかりしました。新たな不確定情報。しかも殺人事件。
ここまで聞いて引き下がれません。

「わからないって。じゃどうすればわかるんですか？ずっとこのままわからないんですか？」
「ん〜〜。あるけど・・・・望月さん結構つらいよ？」
「どのような？」



男性は言いにくそうな感じですが私は食い下がりました。


「するしないはあとから決めます。一度お話になってはいかがですか？」


「実はね・・・・・」


男性も覚悟を決めたようです

「C子さんが現れて望月さんに悪い影響を与えてはいかんと思いゆい先生にお願いしたんだ。ところがC子さんがえらく取り乱してしまっいてな・・・よく見えん。」
「それで？」
「過去の経験から女性と肉体関係のある男性も見ることができる。この意味わかる？」
「なんとなく・・・ですけど・・・」


薄々・・・・男性の言いたいことが分かります・・・・


「つまり望月さんの膣内に男性の体液が残っていたら男性のことが詳しくわかるの・・」


やっぱりですか・・・・・そういうこと・・・・・これは・・・・無理でしょ・・・・



「過去に今付き合っている男性と結婚すべきか裏メニューで見てあげたらよく見えたんだよ。前日に性交してもらってね。男性の全てが見えたよ。それを利用すれば見える」


言いたくありませんし考えたくもありませんが・・・・一応聞いときましょうか・・・はぁ・・・



「あの〜それって、立脇という強姦魔と・・・・その・・・エッチしてこいと・・・・」
「そう。立脇と何度も性交して沢山体液をもらってきて欲しいという事。C子さんが無理なら立脇を見る。遺棄された側が無理なら、遺棄した側から見て遺棄場所を探るの。」



はぁ・・・・・無理でしょ・・・・・無理・・・・・あたしが・・・強姦魔と・・・・エッチ・・・・



ちょっと疑問をぶつけてみましょう。はぁ



「立脇と何度もエッチしないといけません？」
「少なくてよく見えないからもっともらってきて・・・てなわけにいかないでしょ。見えないのでもう一度はあなたにとって苦痛でしょ。それに私のペニスを何度も受け入れなければならなくなる。不快と不信しか生みませんよ」


強姦魔と何度もエッチ・・・・それだけで不満ですけど・・・・

無理で無茶で無謀で苦痛な提案・・・・・・・
新たな情報と引き換えにとんでもない提案が出て来ました。


（無理よ・・・いくらなんでも・・・）


男性は面白いことを頭痛がするのか頭を押さえながら言いました。


「今週のことが少し見えてね。○京の競馬場に行って１と１３と５の３この数字をこの順番で買ってみなさい。面白いことが分かるよ。えり先生、もうよい。」


忘れていましたがえりさんは男性のおチンチンを咥えていました。
えりさんは咥えるのをやめておしぼりらしきもので拭いていました


「最後に立脇の部屋に行ってみなさい。やんちゃ猫というヒントとビデオテープがある。
それらを調べればより核心に迫れる。これで良いかな？」
「あのーB子さんという名は出て来ませんでしたか？」
「C子さんが出現してきてわからん。立脇の側から見たらどうかな？その子が何か？」
「いえ・・・」
「頭痛がひどい。ゆい先生あとは頼む。えり先生すまんが肩を貸してくれ。まぶしくて・・」


そういうと男性はえりさんの肩を借りて部屋を出ました。


ゆいさんが起き上がりパンツを穿きます。


「望月様、足開いてますわよ」
「あら、失礼」

私もパンツを穿きシャワーを浴びに行きました。


私はすぐに出てきて体を拭き部屋に先に戻ります


（おま○この精子掻き出すの見られたくないもんね・・・・）



ちょっとだけ気を使いました

しばらくしてゆいさんが部屋に戻ってきました。
ゆいさんにこれまでの疑問をぶつけてみましょう

「ゆいさん。私の膣内に立脇の体液があれば本当に立脇のことが分かるんですか？」
「はい。過去の実績から間違いありません。」
「では体液を入れた状態とは具体的に？先生が挿入するときドロッと出てくるような状態が良いのですか？」
「できればですが・・・性交の翌日か翌々日がよろしいかと・・・・」



マジですか・・・・・・強姦魔の・・・・・体液を・・・・・ドロッと・・・・ねぇ・・・・・


「まぁ・・・・できればで良いのでは？無理にとは申しませんし。大師様も手を引けと・・」


そういえば言ってました。



どうしたものか・・・・・・・



「まぁ今日決めなくてもよいではないですか。十分考えてからでも・・・・お茶を淹れますね。」



私もよく考えてからにしようと思いました。


「最後に一つだけ。ゆいさんならしますか？こういう事。」
「立脇という人の体液を？」
「ええ」
「そうですね。大師様のお願いであればするでしょう。最も立脇という人が私と性交して沢山体液を注ぎ込んでくれるかわかりませんが。」



（注ぎ込むって・・・・・ゆいさんエッチ♡）

「１９時４５分発特急○○○まもなく到着いたします。お足元番号・・・・」

私は帰りの特急電車の中にいます。しばらくして車内販売のお弁当を買いました。
乗客も多く、みなお弁当を食べています。


今日はいろいろありました。


犯人の名前
新たな被害者の名前
怪しい占い師
占い師が私と家族しか知らない事実を知っていた


一番は占い師のおチンチンを受け入れたこと。またそのおチンチンが大きかっ・・・・・
いやこれはどうでもいいか・・・・


事務所に戻らず直接自宅に戻りました。
ゆいさんから渡された占い師の言葉をまとめてお風呂に入りました。

１２時過ぎにベッドへ・・・・・・


明日からの予定を頭の中で考えます


（まずC子さんのことを調べますか。そのあと立脇のことを調べましょう）


”私の膣内に立脇の体液があれば本当に立脇のことが分かるんですか？”
”はい。過去の実績から間違いありません”


取り合えず・・・・・・おやすみ♡

「わかった。聞いてみる。急ぎ？」
「はい、出来ましたらお願いします。」
「了解！すぐ折り返すよ。」
「よろしくお願いします。」


事件発生から２５日


かなり不確定ながら新規の情報を得たので調べてみましょう。

「あったよ。C子さん。家出人捜索願が出てる。」

上谷さんに情報を頂きまずC子さんの所在を確認します。



（ほんとにC子さん存在したのね・・・・）



ヒロに連絡を入れ準備をお願いしようとした矢先でした。
ヒロから着信があります。


「望月さんおはようございます。今いいですか？」
「ええいいわよ」
「B子さんの自殺の件なんですけど、一人何か知ってそうなんですよ」
「というと？」
「いろいろ聞いてるうちの一人に”話したくない”っていう女性がいるんですよ」
「話したくない？」
「ええ。怪しいでしょ？」
「そうねぇ。」
「このひと、那美さんていうんですけどプロと写真メールで送りますわ。女同士なら何かしゃべってくれるんじゃないですかね」
「わかった。ありがと♡」
「それとねヒロ・・・・・・・・」


私はヒロに準備してほしい人とモノを頼みました。


「それぐらいならお安い御用で。」
「お支払いは後程、私なりのお支払いで。いいかな？」
「へいへい。よろしゅうござんす」



（いいとも！っていえよ）

（まずはC子さんの実家にでも行きますか）

電車を乗り継ぎ新幹線に乗り込みます。
乗っている間那美という女の人のプロを確認します


那美さん２６歳。現在無職。依然はB子さんと同じ派遣会社に勤務。
身長は小柄で１５０とちょと。
度々B子さんと同じ会社に派遣されていた。
B子さんの自殺後ほどなくして退社。


（自殺後退社か・・・・なんかあるかも・・・・）


新幹線を降りて電車に乗り換える。そこからタクシーの乗ってC子さんの実家に着いた



「何卒よろしくお願いします」



ご両親は健在で失踪の理由に心当たりはないとのことだった。
C子さんも派遣で働いていた。

（B子さん。C子さん。ともに派遣か・・・・繋がんのかな）


しかし失踪直前に勤めていた派遣会社とB子さんの登録派遣会社、派遣された会社に接点はなかった。


（繋がんないか・・・・・・・・・）



C子さんのご両親に捜索に加えていただくことを了承してもらい、写真ももらった

可愛らしい女性でした


（次は警察署・・・・・と）

「ええ受理されてますよ」

警察署に赴きC子さんの捜索願いの確認をしました。

「今のところ所在の確認は？」
「ええ取れてませんね」
「捜索の方はされてるんですか？」
「まぁ捜索と言われましてもねぇ。事件性もなさそうですし、未成年でもないし・・・」


まあ○察も忙しいので、こんなものでしょう。
生存の情報が入り次第連絡をもらうことにしました。



最も・・・・・生存していればの話ですけど・・・・・



電車に乗って新幹線の駅まで那美さんのプロをまた確認しました。

（ここからちょっと新幹線でか・・・・・行ってみるか）

駅に着くなりホームで電話します。
ご両親と思われる人が出て受け継いでもらいました



「少しなら・・・いいですけど・・・」



那美さんにアポを取って新幹線に乗り込みました

駅に着くとホームで那美さんに連絡をして駅まで出てきてもらうことにしました
１５分ほど待つと那美さんが現れました

「こんにちは初めまして」
「こちらこそ」

軽く挨拶を済ませ近くの喫茶店へ
コーヒーを注文し、名刺を渡しました。


「とある事情からB子さんの自殺の件を調べています。」
「はい」
「まぁコーヒーでも飲みながら。ね」
「ええ」


那美さんは少し緊張しているようでした。


「同じ職場で何度かお仕事をされてたようですが」
「はい」
「自殺の直前は？」
「２日ほど前同じ職場でした」
「自殺前B子さんに変わった様子はなかったですか？」
「多分ないと思います」
「多分？」
「少ししゃべるだけでそんなに親しくなかったんで・・・」


（ん〜無駄足かな〜。新幹線代が・・・・・）



「この間男性が訪ねてきたと思うんですが」
「ええ」
「その時”話したくない”みたいなことおっしゃってましたよね」
「！！・・・・・・・・・・・・・・」



（よかった！脈あり！）

「あれは・・その・・言葉のあやで・・・」

那美さんはコーヒーも飲まずにうつむいていました

「那美さん、あなた何か知ってません？些細なことでもいいんです。教えてもらえませんか？」



「・・・・・・・・・・・・・・・どこまで知ってるんですか・・・・・・・・・」


那美さんは小声で振り絞るようにしゃべります。


（どこまで？・・・・・那美さんあなた何か知ってるわね・・・・・・）


「那美さん、B子さんのこともし知っていたとして、あなたがしゃべると何かまずいことでもあるの？起こるの？誰か傷つくの？」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

那美さんは黙ってうつむいたままです。

（今日は脈ありだけにしとくか・・・・・・）

「ごめんなさいね那美さん、突然おじゃまして。でもあなたを攻めてるわけでもないの。
知ってるんだったら言いなさいと脅してるわけでもないの。それはわかってね。」
「・・・・・ええ・・」
「もししゃべれるようになったら連絡くれる？」
「はい」

（はい、ということはやっぱり何か知ってるわね）

コーヒーを飲みながら確信しました。
不意に那美さんの方から話しかけられました


「望月さん。B子さんの自殺の件。真相があるのならそれを知ってどうするんですか？」
「ん〜事件性があるならさらに調査、犯人確保。ないなら真相次第・・・かな」
「犯人確保・・・・・・・・・・・・・」


（おや？事件なの？）

新幹線に乗り帰路につきます。
那美さんとこれ以上のお話は今日は無理と判断しました。
名刺を渡しいつでも相談に乗ることを伝えて別れました。



（B子さんの件今は焦らなくてもいいか）



食事を済ませ電車を乗り継ぎ自宅に到着。事務所は今日は寄りません。
もう夜の１１時過ぎ・・・・シャワーにしましょう。


今日判明した事実


C子さんは実在し現在行方不明。生存の情報はなし。
B子さんの自殺について那美さんが何らかの情報を持っている模様。


まぁA子さん殺害に辿り着いていませんが少々の進捗があったと見ましょう
焦りは禁物ですし・・・・・・・



翌日の予定を考えながらベットへ


（あ！そうだ。占い師の言っていた競馬。明日じゃない。行ってみよう）



気分転換にちょっと行ってみましょう。
まぁお金の無駄ですけど・・・・・・


おやすみ♡

翌日私はお寝坊してしまい８時半に起きました。通常ならお休みなのでいいでしょう。
身支度と軽く朝食をとり自宅を出ます。競馬上に行く前事務所に寄りました。
留守電を確認すると・・・・０件でした。


（・・・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・ほかの依頼はないですか・・・・・・・・・・）


私は調査依頼書に記入しFAXを流しました。もちろんヒロにもです。


”立脇健二　５４歳　過去職歴・犯歴等の情報をお持ちの方ご提供お願い致します。”


FAXを流し終わると競馬場へ向かいます。電車に乗って・・・・・



１１時前に着きました。初めての競馬場です。
（さて占い師の言うように面白いことがありますか・・・・・）

しかしどのよう賭ければよいかわかりません。
たくさんの人が並んでいるところに私も並びました。
私の順番になり窓口の女性に話します。

説明を聞いてもわかりません。

「あの〜すみません。出直します」


私の後ろに沢山の人が並んでいました。迷惑だと思いその場は一旦撤退・・・・・
と思った矢先です。


「お嬢ちゃん。お馬さん初めてかい？教えてやろか？」


背の低い、しかしがっしりとした５０代ぐらいのおじさんが声をかけてきました。

「ええ初めてなんでわからなくて・・・教えてくださいます？」
「ああいいよ。じゃぁこっち」


良かったです。助けてくれるようです。

おじ様にいろいろ教えていただきました。


一日に何回もレースがあること。
いろいろな買い方のパターンがあること。
100円から購入できること。


このおじ様に教えて頂くうちに好意を持ち始めました。
よくあることですが知ったかぶったり説明が長かったり上から目線・・・・・・・
おまけに”ちなみに”と言って説明が脱線したり・・・・・・
それに”こんなのも知ってる？”と質問してるのに質問されたり・・・・


そういったご年配の方特有の鬱陶しさが全くないんです。


（一日に何レースもあるって・・・・ということは・・・・・・！！！）

「おじ様？今日はもう何回かレースしたの？」
「ああもうあったよ」
「そのレースで私の買い方してたら当たってたレースある？」
「ん〜ちょっともう一回見せて」


占い師の予言では何回も面白いことが起こるとは言っていません。
ということはこの日　１−１３−５　この通りの当たりがあれば私の券ははずれの可能性があります。
この日のレース全部買ったのに・・・・・・・・

「今日はその順目の当たりなかったよ」
「ありがとうおじ様！」


（ふぅ〜よかった）

「おじ様〜私お腹空いたの〜。ご飯食べましょ」
「うんいいね！食べよう」

競馬場のレストランに入りご飯を食べます。
どちらもオムライスを頼みました。

「お姉ちゃんこれいいかい？」

おじさまは何かを飲む仕草・・・・お酒です。

「どうぞ」

私はにっこり微笑んで答えます。


お互いの自己紹介を食べながらしました。
おじ様は卓司という名前で５６歳。土木のお仕事をしていて・・・・・独身でした

「俺には学もないしこの風体、女にもてねえんだよ。はっはっはっ」
「まぁ、そんなことないですよ・・・」
「ありがとお世辞でもうれしいよ。特にあんたみたいなべっぴんさんに言われたならね」
「華怜よおじ様、華怜」
「卓、卓でいいよ」


食事を済ませてレース場へ。お馬さんがもうすぐ私たちの前を通過します



ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ


「ねえ卓さん。お馬さん時代劇ではパッパカパッパカなんだけど？」
「あはははは、そうだね。」

こんな会話をしていた私たちですが次のレースでは大変なことが起こります。
この時はそんなこと微塵も感じませんでした。

卓さんが券を買いに行って戻ってきました
レースが始まり私たちの前をお馬さんが通り過ぎます。


ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ　ドっ


すると卓さんが奇妙なことを言い始めます。


「おいおいおいおい！ちょっとまて！待てって！！！嘘だろ！」

私には何が何だかわかりません

「卓さんどうしたの？」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」

卓さんは口をぽかんと開けたままになっています

やがて口を開きました



「華怜ちゃん・・・・・・・・・・・えらいことになった・・・・・・・・・」



「卓さん？えらいことになったって？何が？どうなってえらいことになったの？」


「華怜ちゃんの買った馬券。当たったよ。掲示板のところへ行こう」


私の買った券が当たったようです。

「ほんとかよ。まぐれにもほどがあるよ。はっはっはっは」

私も少し興奮気味に卓さんについていきます。

掲示板に確かに　1　13　5　の数字があります


「ねえ卓さん、本当にあれ、当たっているの？」
「確定したらね。」


やがて・・・・・・卓さんから確定、つまり当たりを知らされました。



手にした金額は　


4713900円　　


占い師う言う面白いこととは恐らくこのことでしょう


一日で大金を手にしました。何の努力もせず・・・・・・頭も、体も使わず
いや体・・・・・おま○こは使ったことになるのでしょうか


「世の中わかんねえな。だからこそ面白いか・・・」

卓さんがぽつりとつぶやきました。

「おじ様今日はありがとう。お礼に夕食いかがですか？」
「例と言われてもね・・・俺何もしてないし・・・」
「おじ様に券の買い方を教えて頂けなければ買えなかったかも・・・ですわよ」

ムズがるおじ様を腕を組んで強引に夕食に誘いました。


小料理屋でお食事とお酒を飲み、電話番号を交換して別れました


自宅に着きシャワーを浴びてベッドへ・・・・・・

（占い師の言う事当たってたなぁ・・・・・・・本気で信じてみるか・・・・）

翌日少し遅めの９時起きです。
目の前のテーブルには昨日お馬さんで当たった現金があります。

（ほんとに当たったんだ・・・・・夢じゃないし・・・・・・・）

お昼前事務所に向かいます。途中銀行にお金を少し入れて電車に乗りました。

（大分経済的に楽になるわね・・・・そうだ！占い師にお礼しなくちゃ）

駅に着くとお昼を済ませ事務所に着きます。
留守電はなくFAXもありません。

（まだ情報はないわね・・・・・・まずは自分であたれという事か・・・・）


占い師の予言。
一つは競馬であたりました。偶然や奇跡かもしれませんが現実に当たりました。
もう一つ・・・・・・・・・・立脇という男。
占い師の予言が当たっているのであればこいつがA子さんを強姦後殺害。C子さんも殺害しどこかの山中に遺棄した。
C子さんの件・・・・○察も把握していない・・・・殺害も・・・・遺棄場所も・・・・・
そしてその場所はわからない・・・・わかるとすれば・・・・立脇の精液を私の膣内に


（まずは立脇の調査してみましょう）

私は車で占い師の言っていた立脇の住所へ行ってみました。

愛車兼業務用のデリカに乗って・・・・・・・
１時間ほどで到着し車の中から言われた住所のアパート
１０４号室。アパートの一番端の部屋でした。


（さあ立脇・・・・あなたの姿拝んでやるわ・・・・出て来なさい）

１５分ぐらいして１０４号室から男が出て来ました。
かなり日焼けか元々黒いのか・・・・髪は少しグレー掛かっています。
スポーツをしていたのでしょうか、結構な筋肉質のように見えます。


（こいつが立脇かな？結構がっしりしてるなぁ・・・・）


男は自転車に乗って何処かに出かけます。
見計らって車を降り玄関へいきます。表札を見ましたが水にぬれて滲んでしまってます
ぐるりと部屋の外を歩いてみます。何もなく質素な感じです。
窓から部屋を見ますが遮光カーテンで中は見えません。
郵便受けを除くと封筒が一つあります。



名前は立脇健二



間違いありません。
（住所も名前も、お馬さんもピタリ・・・・・。やっぱり本物？・・・・）


占い師のおチンチンを受け入れた甲斐があった・・・・のでしょうか？
今のところは空くじなしです。

車に戻り立脇の戻りを待ちましたが１時間戻ってきません。

（今日はあきらめて次の手にいくか）

私は車を走らせ事務所に戻りました。


（さてどうやって立脇を○察に突き出すそう・・・）


いろいろ考えましょうか・・・・・・

事務所に戻り考えました

１・微罪逮捕で立脇を拘束し指紋照合、DNA鑑定に持ち込む
２・動向監視を続け第２（？）の犯行を目撃し通報もしくは確保
３・情報を○察に提供し調査を依頼する
４・その他独自に調査を続ける

１は○察の王道手段。ですが・・・・・占い師の言うことを信じるとC子さんの遺棄場所を黙秘される可能性が高くなります。

２はいつ犯行が行われるかわかりません。立脇が改心しているとは思いませんが犯行するかしないかわかりません

３は情報の出所を問われたらアウトです。どこの国の○察が占いの言葉、特に今回私のおま○こ挿入で得た情報を信じるでしょう。


いまは４しかなさそうです


私は立脇の近くのアパートを借りに不動産へ出かけました。
２件に監視にはちょうど良い物件があり即入居可能でした



翌日私はそのアパートに最低限の生活用品と調査道具を運びました。
一人で大変でしたが４時過ぎには完了しました。


（ここで少しの間生活することになりそうね）


私は窓越しに望遠鏡をセットしました

翌日から立脇の動向監視を開始しました。
通常動向監視（俗にいう張り込み）は２名以上で交代で行います。
しかし私は一人で行います。何の証拠もないから・・・そして情報根拠を他人に言えないからです。まさか占い師のおチンチンをわたしの・・・・とは言えないからです。


朝４時に起き、望遠鏡を覗き部屋に明かりがついていないことを確認します。
２００ｍほど離れているアパートで部屋から立脇の部屋が肉眼で明かりぐらいわかるのですが、つい望遠鏡を覗いてしまいます。

急いで身支度を整えてトイレを済ませます。
その後また動向監視です。


（う〜眠い・・・・・）


朝６時３０分頃部屋に電気がつきました。
カーテンが開き立脇の顔が見えます。


（パンツだけって・・・・・・・・・・・）


その後消えましたが服を着だしました。私は彼の尾行をするために外に出ます。

朝７時３０分外へ、自転車に乗ります。私も自転車で彼に続きます
駅で電車に乗り２駅で降ります。


着いたところは、スイミングスクールでした。

（職場でしょう。突き止めた！）


これでようやく朝食です。駅に戻って喫茶店を探してモーニング・・・・・・
（足りないような・・・・・ダイエットじゃないんだし・・・・・）

その後スイミングスクールに戻り受付へいきます


「あのーちょっとすみません。立脇という方ご在籍ですか？」
「はい先生ですけど。どちら様ですか？」


立脇はスイミングスクールの先生でした

受付に頼んで見学させてもらうことになりました
３階に上がり立脇を探します。

（！！！！！！）

びっくりしました。何がって？

立脇は筋肉質で腹筋が何個かに割れていて日焼けして・・・・・
およそ５０過ぎのおじさんとは見えないんです。

（いいからだしてるじゃない。筋トレ？水泳で？どっちだろう）

笑顔で教えている様から殺人を犯す人間には見えません。


受付に戻って質問します。

「あのーA子さんという人こちらの会員になってませんか？」
「少々お待ちください・・・・・・・・・・カタカタ・・・・・・おられませんね」


立脇とA子さんに面識があるかと思っていた私は少しがっかりです。


その後近くのコンビニでお昼を済ませます。


（女の子一人コンビニでお昼・・・・つらいしごとなのねぇ・・・・・・）


その後午後６時過ぎ出てきた立脇はまっすぐ帰宅し８時前にアパートに
私も張り込み用のアパートへ


その後部屋を監視します。遮光カーテンを閉めていない時は見えますが・・・・
お風呂らしきところへ、何回かトイレへ。それ以外はテレビです。
平凡な生活でした。

１１時過ぎカーテンが閉められすぐに電気が消えました。真っ暗です。

（ようやく私も動向監視終了・・・・お風呂！ご飯！）

寝るのは１２時半目標！朝５時半起床！パソコンに調査内容まとめてよう・・


目標どおり眠れそうです。

動向監視４日目。
今日は平日にも関わらず立脇の起床時間が遅いです。

（体調でも悪くて今日は休みかな？・・・・・）

しかし朝９時過ぎカーテンが開きます。立脇に慌てるそぶりはありません。

（単なる休みか？）

朝９時半過ぎ自転車でコンビニへ・・・・朝食やらお昼らしきものを買い込んでいます。
お昼過ぎ立脇は食事を済ませ自転車で出かけます。
大きな書店で１時間ほど過ごした後小さなレンタルビデオ店へ・・・・
そこから出てきた立脇は何やら借りているようです。
アパートには５時前に到着。
私もアパートへ


不意に携帯が鳴ります。


那美さんでした。


「こんにちは。ちょっといいですか？」
「ええいいですよ。」
「実はお話し少しだけならいいと思って。B子さんの・・・・ただ・・・・」
「ただ？どうしたの？」
「条件・・・・があって・・・・その・・・・・」


何やら条件があるようですが、気になるのは条件よりも那美さんの声のトーン・・・
沈みまくりの暗いものです


「電話ではなんだから会ってお話ししたいわ。いい？」
「はい。私もお会いしたくて・・・・・電話ではすごく話しにくいです」
「わかった。今から・・・はそっちに行けないから明日どう？」
「はい」



思いがけず話が聞けそうです。


（明日は朝早く・・・って毎日早いし・・・・・今日はもう動向監視やめ・・・・）



電話を切り望遠鏡を覗くと立脇の部屋に薄いカーテンがありますが・・・・
なんとなく見えます。テレビの画面もなんとなく・・・・・


立脇・・・・・・・・・・・AV・・・・・・・・見てます


（・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・）

朝６時に起きて身支度を整え７時半に部屋を出ます。
新幹線に乗り那美さんのもとへ・・・・・
お昼過ぎに那美さんと会うことができました。
那美さんの車で近くのファミレスで食事を済ませ車でドライブ・・・・
山道を少し入ったところで車を止めました。
景色は綺麗ですが人影は皆無です。


「望月さん。この間のお話し覚えてますか？」
「この間？」
「ええ・・・」

深刻な顔をした那美さんはうつむきながら続けます

「B子さんの件です。事件性があるのなら犯人確保。」
「ああその件。覚えてるわよ。悪いやつは必ず○察に突き出す！」
「本当ですか？」
「当たり前だし当然！」
「秘密も守れますか？」
「？」

那美さんの声が涙声になりました

「守れるけど・・どうしたの」

「・・・・れたんです。私」
「え何？聞き取れなかった」
「犯されたんです・・・私」


そういうと那美さんは号泣しました

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

私は絶句しました。
こういう時何と答え、何と声をかけていいのか分かりません。
失恋の相談の時は”時間が解決してくれるよ。男は星の数ほどいるよ”と言えますが・・
その星の数ほどいる男に犯された・・・・・・・・・



「那美さん、大丈夫？」


私にはこれが精一杯でした。


「・・・・・すみません・・・・・でも・・・・・・」

号泣がやみましたが涙ぐんだ声は続いています。

「無理に話さなくてもいいわよ。後日にしましょう。ね？」
「いえ、望月さんに懸けてみようと見ようと思って・・・・」
「何を？」
「私を犯したやつ・・・・・天罰を与えてやりたいの・・・・」
「天罰？」
「ええ・・・・天罰・・・・」

号泣して少し落ち着いたのか相変わらずの涙声ですが顔は上に上がりました。

「私が犯されたこととB子さんの自殺。関係あると思います。」
「どう関係があるの？」
「お話しするのには条件があります。」
「条件？」
「ええ。私が出す条件をのんでくれたら私が知ってることすべてお話しします。」

すでに鼻を啜る程度にまで回復している那美さんの語気が強まります


「その条件、聞きましょう」

私の語気も強くなりました

「私はある男に酔って意識がないときにレイプされました。その時のことビデオにとられて・・・・・・。それで脅されて関係を続けることになったんです。あの卑怯者・・・」
「なぜ○察に？」
「・・・・・・いえばビデオをばら撒くと・・・・実家の近くも・・・・大量に・・・」


（何という男なの・・・・・）


「条件はそのビデオ、まだ存在するか調べて欲しいんです。なければいいんですが・・」
「わかった。で誰が那美さんを犯したの？名前分かる？」
「ええわかります」



私はメモ帳を開けてメモを取る準備を・・・。
でも次の瞬間手が止まりました。



「立脇。立脇健二。同じ派遣会社の社員でした。もうやめたと聞いています。」
・
・
・
・
・
・
・
言葉が出ませんでした。



（まさか・・・・・・こっちも・・・・・・立脇？・・・・・・・うそ・・・・・・・うそ・・・・）


「立脇という鬼畜男。こいつが私を犯した張本人です。望月さん？聞いてます？」

私は俗にいう”目がてんになる”を那美さんに見せていたのでしょうか・・・

「ええ聞いてるわよ。その立脇という男、詳しく聞かせて」
「はい」


那美さんは立脇のことを話し始めました。

那美さんの話によると
立脇は派遣会社で営業担当らしく派遣労働者を送り込む側
新規の派遣先を開拓する営業ではなく派遣先の希望人数通りに送り込む調整を担当

その立脇に慰労会と称した飲み会でお酒を飲んだところ立ちどころに睡魔が襲い気が付けば自室で朝を迎えていた。おま○コに違和感がありレイプされたと自覚。

３日後立脇から自分がレイプしビデオテープに録画されている。ばら撒かれたくなければしばらくの間立脇の慰み者になれと脅される。



脅しに屈してしまう那美さん



「では立脇という男からビデオテープの存在を暴けばいいのね？」
「はい。できればですけど”ない”ならなぜないのかも・・・他人にわたった可能性も・・・」
「わかったわ。解決したらお話の続き・・してくれるのね？」
「ええすべて話します。知っていることすべて・・・・」

意外な展開でした。ここで立脇の名前が出てくるとは・・・・・・・

（立脇・・・あなた何人レイプしてるの・・・・本物の・・・・・鬼畜・・・・・・・）

那美さんと運転を代わり駅まで・・・

「那美さん、そのなんていうか・・・・」
「大丈夫とは言えないですけど・・・ビデオがどうなのか心配で・・・・精神がもちません
望月さんに打ち明けて少し楽になりました。大丈夫にしてください。お願いします。」



「全力を尽くすわ。任せて」


大見得を切った私には一つの策があります。

禁断ですけど・・・・・そうあれです

その日は新幹線に乗り帰路へ・・・・

立脇の近くのアパートへ帰りました。


（立脇・・・・見てらっしゃい・・・・鬼畜はね・・・鬼畜らしい終わり方があるの・・・・・）

那美さんの衝撃の告白から一夜明け、朝の５時・・・・・・
私はまだ眠り足りない目を無理に開けて身支度を整えています

（那美さん。あなたの勇気に必ず答える。必ず・・・・・）

立脇はいつものようにスイミングスクールへ出社しています。

ヒロから電話がありました。

「もしもしヒロです」
「おはようヒロ。準備できた？」
「ええできましたよ。決行前日に連絡ください。その時集合場所も教えてください」
「OK。」

あらかじめヒロに人間と機材を調達してもらっていました。
後は立脇のスケジュール次第。

立脇がスイミングスクールに入った段階で一旦動向監視はやめて電話をします。
事務員と思われる女性から立脇の次回の休日を聞き出します
４日後でした。

ヒロに電話します

「ヒロ？明日第一段階するわよ。午前１０時にしてくれる？」
「あい」

（眠いのかなヒロ・・・・）

頼りないヒロの返事でしたがここは信じましょう
この日１９時過ぎに帰宅した立脇を部屋から監視します。
２３時３０分過ぎ部屋の電気が消えました。


いよいよ明日。
ちょっと非合法・・・。
でもこいつ・・・立脇にはいいでしょう。たとえ神、世間が許さなくても・・・・・・
この鬼畜にはいいでしょう


（明日から始まるか・・・・・抜かりがあれば一貫の終わり・・・・気合・・・入れるか）


気合入れると眠れないんですけどね・・・・・・・・・

朝５時いつものように起床。望遠鏡で立脇の部屋を確認します
電気は点いていません

（さあ・・・いよいよ・・・・始めるわよ・・・・ぬかるな華怜・・・・）

立脇を尾行しスイミングスクールに入るのを見届けヒロに電話します。



「はいはい、今向かってますよ」



待ち合わせ時間前にコンビニにヒロとヒロの用意したある人物が乗った車が到着。
ヒロは車を降りて私に近づきます。

「おはようございます望月さん」
「おはよう。会うの久しぶりね」
「ええ。やっぱり綺麗ですね望月さん」
「まあなんて正直な・・そんなヒロ大好きよ♡」

挨拶を交わした後確信に迫ります。笑顔から一転引き締まった顔に・・・

「ヒロ。大丈夫だと思うけど、彼口は堅いわね？」
「その点大丈夫ですよ。ただ・・」
「ただ？」
「できるかどうかは見てみなきゃわからないんで。こういうの経験ももの言うんですよ」
「わかってる。とにかくしてみるのよ。」


ヒロと別れて私は動向監視を続けます。

５０分ほどしてヒロから電話がありました

「着きました。準備中です。」
「了解。準備できたらもう一度連絡頂戴」
「わかりました」


まだ午前中・・・慌てることはない・・・・
と頭の中ではわかってるのに・・・・やっぱり落ち着きません

ヒロから電話がやっとありました


「準備できました。今からします？」
「初めて頂戴」
「はい」



さあ始まりましたよ

鬼畜に天罰・・・・・とはいえ今度は私が非合法なことをしています。
気分的に落ち着きません。

３０分ほどたってヒロに電話します。

「どう？」
「頑張ってますんで、待っててください」
「できそう？」
「ええ、大丈夫そうです」

仕方がないとはいえ”大丈夫そう”の”そう”は不安になります

（頼むわよ〜ヒロ〜）

心が張り裂けそう・・・・・早く結果を・・・・できるのか・・・できないのか
出来ないならば仕方がありませんが、次へは進めません。



１時間が過ぎ、さらに心配になった私は電話しようとな何度も携帯を開きました・・・
しかしヒロの”待っててください”の言葉が頭によぎって形態を閉じる・・・
何度か繰り返していました。

２時間・・・・もうすぐ２時間という時ヒロから着信がありました

「望月さんできましたよ。何回か確認して大丈夫です」
「ありがとう。撤収して」
「あい」
「そうそう誰かと会った？」
「いえ会ってませんし物音ひとつ発ててませんよ」
「そう、ありがとう」
「じゃ撤収します」



ほっとしました。どういう訳か世界が明るく見えます。

（第一段階成功・・・・次いきますか・・・・）

お昼過ぎヒロたちの車が返ってきました

「お疲れさんです」
「お疲れさん。ほんとにありがとう」
「はいこれ」
「うん」

ヒロから渡されたもの。それは鍵でした。立脇の部屋の鍵・・・・・

そうです。合鍵を作りました。本人に内緒・・・・ですので非合法・・・・・
しかし・・・・・まぁいいでしょう。この際見逃してください♡

「これで終わりじゃないですよね」
「当然よ。次の人は準備できてるの？」
「ええ、出来てます。今度はいつでもできますよ。」
「じゃあまずは私の部屋に来て頂戴」
「じゃあこいつ送っていくんで・・・・・夕方６時に待ち合わせで」
「OK。よろしく」

そういうと私は車に残っているヒロの連れてきた人と目を合わせ軽く会釈しました
彼の方も会釈して別れました

（今後の為に番号聞いといたほうが・・・・やっぱり・・・ヒロを通した方がいいか）

私は立脇の動向監視を中止してアパートに戻りました

午後二時過ぎ、昼食を外ですましアパートに着きます

（時間あるからシャワーでも浴びよ！）

シャワーを浴びた後部屋を片付け、パソコンに向かいます。
今までの調査内容をまとめて入力します。

（一見すると立脇は鬼畜強姦魔には見えないのよねー。でも那美さんの証言もあるし）

調査内容を入力中ヒロから電話がありました。

「今着きました。中いいですか？」

呼び鈴と同時にドアを開けてヒロとヒロの連れてきた人物も中に入れます

「望月さんまだあるんでとってきます。おら！いくぞ」

連れてきた人物も無言でついていきます。
ちょっと小太りな人でした。

段ボールを何箱も運んできます。合計１０箱です。

「これでラストです」
「ありがとう」
「ちょっと一服させてください」
「いいわよ」


ヒロが外で煙草を吸っている間も小太りの男は部屋で仕事をしています。
段ボールからビデオデッキを取り出し重ねていきます

「あなたは休憩しなくていいの？」
「ええ、いいです」

そっけない言葉でした。
男は４台ずつビデオデッキを重ねていきます。
沢山の配線に頭が混乱しそうです。

ビデオテープを１０本の束で６個。６０本用意
ビデオデッキは４０台用意

男が用意している途中ヒロが一服から戻ります

「じゃ用意しますかって・・・もう終わりか」
「一服長すぎ」
「すいません」

「あとどれぐらい？」
「もうすぐです」

男に聞きましたがまたもやあっけない返事
まぁ仕事してくれればいいですけど



「終わりました」
「ありがと」
「・・・・・・・・・・」



今気づきました。この男と一度も目を合わせていません。
まぁ仕事してくれればいいですけど（２回目）

「いつします？」
「明日どう？」
「いいか？」
「はい」


明日第二作戦実行です。

翌日朝４時に起床し身支度を整えます。
朝５時半連絡を入れておいた同業他社の方より動向監視に着いたとの連絡あり。
朝６時ヒロと同行者一名が部屋に着きます。前日と同じ人でした。

私はヒロと男性にコーヒーを入れくつろいでいました

「いよいよですか」
「そうね。スピードと正確さが今日の勝負所ね。頼んだわよ」
「任せてください。な？」
「はい」

男は相変わらず不愛想でしたが。ま、仕事はできるでしょ・・・多分・・・・・

同業他社からの連絡があり動向監視スタート。
私も望遠鏡で確認します

「開始したわよ。電車に乗ったらスタート。用意して」
「はい」
「・・・」

ヒロの同行男からの返事はありません。ですがスタートを遅らせるわけにはいきません



「電車に乗りました。引き続き監視します」
「お願いします。何かありましたらすぐ連絡ください」

「行くわよ」


私たちは立脇の部屋に向かいます。
昨日ヒロの同行者に作ってもらった合鍵を使用しました


ガチャ


部屋の扉が開きます。

（ふぅ・・・・）


部屋に入ると写メを撮りまくりです。出ていく時の為です。

「ヒロ押入れ。まずはビデオテープの確保」
「了解」


がんばりますか・・・・・・

押入れを開けたヒロ。すぐに段ボールを見つけて調べます。

「望月さん、いきなり発見」
「上出来♡」

段ボールを見ると沢山のビデオテープ。

「部屋に戻ってこれのコピーよろしく」
「はい」

同行の男に指示し私の部屋の鍵を渡します

「ヒロ、ほかにもあるかも。よろしく」
「わかってます」

ヒロが探索している間私は部屋の中を見渡します。
小奇麗に掃除が行き届き部屋は綺麗です。
今日ごみの日なのかゴミ箱は空でした

テーブルの上に一枚の何かのチケットがあります

（なにこれ？やんちゃ猫？・・・なんだろう？）


「押入れはもうないです。後はテレビ台の中のテープとデッキの中」
「取り出して。写真は撮ってあるから」


ヒロがデッキからテープを取り出し作業完了です

「これで終わりです。」
「了解。ねえヒロ。これなぁに？」」
「ああ、それ。望月さんの部屋にいったら教えます。撤収しましょう」
「そうね、じゃぁ撤収！」

私たちは立脇の部屋を後にしました。
戻る道で同業他社から立脇がスイミングスクールに入ったと連絡がありました

部屋に戻ると男が胡坐をかいて座っていました

「順調か？」
「はい。あと何本ありました？」
「６本」
「問題ありです」

私は慌てました

「なんの問題？」
「テープは全部で７１本。１１本足りません。買ってきてください」



・・・・・・・・・立脇・・・・・あんたどれだけビデオ持ってんの！・・・・・・・

ここから１５分のところのディスカウントショップに行きます
開店１０分前に店の駐車場に着きました

（ビデオテープの為にこんなところに開店前から・・・・・情けない・・・・・）

開店と同時にビデオテープを２０本購入。レジ一番乗りでした。
私は足早に駐車場へ。車に乗りアパートに急ぎます。

「ただいま。作業はどう？」
「順調ですよ。もうすぐ２０本終わります」
「そう。順調ね？」
「ええ」

ヒロは答えてくれましたが男性はやはり無言でビデオデッキを凝視しています

私は同業他社に電話を入れ立脇がまだ仕事中を確認。
またピザを電話で注文しました。


ガチャ・・・・ウィーーーーーーーーーン


ビデオデッキが音を立てます。

「２０本終了です。」
「じゃぁ次お願い」


男は出てきたビデオテープを素早くとり次のテープを挿入。
すぐさまコピーを開始します。結構手慣れたものです。

（やるじゃない・・・）


「次の交換まで２時間弱です。お昼しません？」
「そうね。もうすぐピザつくわよ」
「・・・・・・」


１０分ほどしてピザが到着。皆手を洗います。


「トイレいいですか？」
「どうぞ」


男が初めて返事以外の言葉を発しました。トイレの隙にすかさずヒロに問います

「ねえヒロ。あの人・・・」
「ああ無口でしょ。アニメオタクでね。一日中ビデオばかり見てるんですよ。そいつの親に頼み込まれてね。こうして連れて歩いてるんですよ」
「仕事はできるの？」
「まあできるというか、素直というか・・・・言われたことはしますよ」
「大丈夫？」
「まあ口は堅いんで。今回うってつけですよ。それとね」
「何？」
「あいつまだなんですよ・・・女。２８才男・和夫・いまだ童貞！」
「まぁなんてかわいそうな・・・・」



ピザを食べながら和夫を見ました。



（確かにオタクっぽい・・・・・・）

お昼をピザで済ませお仕事開始です
コピーも順調に進み残り２回の交換ですべて終わりです。

「全部終わるの何時位？」
「３時半には終わると思いますよ」

テープを戻して立脇の部屋の後片付け、確認に１時間・・・・
立脇が帰ってくる前に十分終わるでしょう。
ほっと一安心です

「ねえヒロ。立脇の部屋にあったチケット・・・やんちゃ猫って何？」
「ああ、あれですか。あれデリヘルって風俗のチケットですよ」
「風俗？デリヘルって何？」

初めて聞く”デリヘル”・・・訳が分かりません

「風俗のデリバリーですよ。普通風俗店に男がいくでしょ？デリヘルっていうのは女を呼んでエッチするんです。自宅とかホテルとか・・・・。もちろん本番はなしで。最近流行りだしたようですよ」
「へぇー。てことは立脇もそのデリヘルを利用してるの？」
「多分してるでしょ。チケットあるんで。次回もよろしく〜てね」



風俗も進化するんですね



ヒロの言った通り３時半過ぎコピーが終わりました

「じゃあ行きますか」
「最後だからね！気合入れていくわよ」

立脇の部屋に再度侵入してテープを元に戻し、写メを確認します。

「ヒロ、テレビ台のテープもう少し右」
「これぐらいですか？」
「うんOK」


全て終わり鍵をかけて終了です。
同業他社に立脇がスイミングスクールから出てきた時点で動向監視終了を伝えます


「ひろ、和夫さん今日はありがとう。お支払いはいずれ・・・ね♡」
「あてにせんと待っとります。では・・・」
「お疲れ様です」



明日からビデオの確認しますか・・・・・・

今日は朝から事務所で立脇の所持していたビデオテープの確認です
FAX、メール等の確認を一通り終わらせ、コーヒーを入れて準備万端です

（さぁて確認するか・・・まぁほとんどは・・・だよねぇ）

記念すべき第一本目をデッキに入れます

ガチャ・・・ウィーーーーーーンーーー


画面には何かのテープをコピーしたのかタイトルが現れました

”人妻凌辱レイプ　犯された人妻たち”


（はいはい・・・やっぱりよねぇ）


想像通りのテープでした。

（男だから仕方ないか・・・・・）

テープを2倍速で見ることにしました。
テープの確認、と言ってもアダルト鑑賞会・・・・・になります
７１本のテープ。その半数・・・いえ大半がアダルトでしょう・・・・はぁ


取り合えずメモ用紙にテープの内容を簡潔にメモします。

・人妻に扮した４人の女性が自宅、階段等で犯される。２人の男に犯される映像も有り


一本のテープが終わり、次のテープを見ます。これもアダルトでした。


”社内奴隷　落ちた性社員達”

（はいはい・・・・こちらもやっぱり）

・OLに扮した５人がそれぞれ社内で犯される。OL二人と男４人の複数の映像も有り


次のテープも・・・・・アダルトでした


”OL痴漢電車　私たち出社前も犯されます”


（立脇・・・・・普通のビデオ・・・・・見ないの？・・・・・・・）

６本目のビデオを確認してお昼です

（結局全部アダルトか・・・・・朝からなんか・・・・変な気分・・・にされそう・・・）

近くのコンビニでお弁当を買い事務所で食べながらテープの確認です
いえ・・・・・アダルトビデオ・・・鑑賞ですか・・・・

次のテープもアダルトでした


”人妻の告白　私達こうして犯されて性奴隷になりました”


次々に確認していき、メモを取ります

”レイプ教室　犯された女子○生達”
”OL絶叫レイプ　犯されて逝ってしまう女たち”
”強制絶頂電車”
”絶叫エレベーター　レイプ地獄”


・・・・・・・・・・・・・


（レイプばっかり・・・・・・・）


立脇のテープを確認していて気づきました。女性をレイプするビデオばかりです

（こういったビデオに触発されたのかしら・・・・・）


いったん休憩を取りさらにテープを確認します
ようやくテレビの画像が出て来ました。年末年始の特番でした

（ふぅ・・やっと普通のテレビ番組が出てきた・・・・）

これは普通に見ましょう。やっとアダルトから解放されました。



あははは・・・・そうそう・・・・あはははは！



私はビデオを見て笑っていました。久ぶりに心から笑ったような気がします



ビデオを見終わりコーヒーを入れまたビデオを入れます

（今日はこれで最後にするか・・・・・アダルト三昧から解放されよっと・・・）


テープを再生して画面を見ました

（！！！！！！！）

驚きました。


B子さんがベットで横になり、ブラウスをはだけさせ胸を出していました



（見つけた！）

ビデオに女性がベッドに横になっています
B子さんはブラウスの袖はすべて通っていますが前は完全にはだけています

形の良いおっぱいは天に向かっています
下半身は裸です。陰毛がむき出しになっています

男性が現れます。すでに裸です。それと・・・・・おチンチンはすでに元気です

（あれ？・・・・・・・これ立脇じゃない・・・・・誰？・・・・・）



そうですこの男立脇ではありません。
その男を知るために一旦ビデオを止めイヤホンをつけます。
ビデオを巻き戻しても一度最初から見直しです

（誰よこの男・・・・もう・・・・増えないでよ・・・・・）

しかし会話は少しあとからでした


”今からこの女犯しま〜す”

初めて男の声を聴きました。

”私も今から犯されます”

ビデオの中でB子さんの肉声を始めて聞きました

（犯されるって・・・・B子さん・・・正気？・・・・・いえ・・・言わされてるのよ・・きっと）

すでに男の勃起してるおチンチンをB子さんが口に含みます

”おいし？”

B子さんは男を上目で見ながらうんうんと首を振ります。

・
・
・
・

ここで画面が暗くなり別のテレビ番組が映りました。
早送りですべて見ましたがB子さんの映像はありません。

（B子さんの映像の上から重ねて撮っちゃったのね・・・・残念）

本当に残念です。これだけではB子さんの自殺の根拠にまでたどり着きません

しかし立脇が関係していることは確実でしょう。
だって立脇の部屋にあったテープですもの・・・

その日はこれでテープの確認をやめて家路に・・・・
途中ドラッグストアで目薬を買いました。しばらく必要でしょう


（明日からも頑張るか・・・・・）

この日も朝からビデオの確認です
いえほとんどアダルトビデオの一人鑑賞会・・・・・

昨日の収穫はB子さんのエッチビデオの発見。
ですが立脇が映っていません。
自殺の原因を確定できるものではありません

（取り合えず全部確認してから分析しましょう）

今日もコーヒーを入れて準備万端です


案の定アダルトビデオですが中にはテレビの娯楽番組もあります

（アダルト多いなぁ・・・・しかも・・・・レイプものばっかり・・・）

”濡れる女子○生　残酷レイプ”
”OLレイプ　中だしバスジャック”
”人妻レイプ　あなたごめんなさい”

（はぁ・・・・好きだなぁ・・・・男ってこんなもん・・・・）

７本のテープを確認してコンビニのお弁当・・・
今日も食べながらビデオの確認です

ご飯を食べながらのアダルトビデオ鑑賞・・・・つらいです
女性が犯され髪が無茶苦茶に乱れ涙を流し・・・・
その顔に精液をかける・・・・・

そんなシーンの連続中にご飯ですから・・・・・・

（はぁ・・・・映画とかないかなぁ・・・・・気持ち悪いよ・・・・）

ご飯を食べ終わり次のテープを確認します

！！！！！！

ベッドに横たわる一人の女性・・・・
・
・
・

那美さんです

（見つけた！）

私はコーヒーを入れなおし、イヤホンをつけてみました

ハｱハｱハｱ