三菱国産ジェット、事実上凍結へ 開発費巨額に、コロナで需要消滅
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2020年10月22日 21時29分 共同通信
愛知県営名古屋空港周辺を飛行するスペースジェットの試験機=3月
三菱重工業が国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の開発費や人員を大幅に削減し、事業を事実上凍結する方向で最終調整していることが22日、複数の関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの流行が直撃し、納入先の航空会社の需要回復が当面見込めないと判断した。巨額の開発費を投じ、官民で約半世紀ぶりの国産旅客機を目指したが、ノウハウ不足で6度納期を延期していた。国の産業政策にも大きな打撃となりそうだ。
30日に発表する中期経営計画で詳細を説明する。今後は航空需要の動向を見ながら、事業を再開させるかどうかを検討するとみられる。
[匿名さん]
スペースジェット事業、凍結は決定してない=三菱重
ロイター / 2020年10月23日 9時12分
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10月23日、三菱重工業は、国産ジェット旅客機「スペースジェット」の開発を凍結する方向で調整に入ったとの複数の報道に関して「様々な可能性を検討していることは事実だが、開発の凍結を決定した事実はない」とのコメントを発表した。写真は三菱重工のロゴ。神奈川県相模原市で2016年7月撮影(2020年 ロイター/Maki Shiraki)
[東京 23日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>は23日、国産ジェット旅客機「スペースジェット」の開発を凍結する方向で調整に入ったとの複数の報道に関して「様々な可能性を検討していることは事実だが、開発の凍結を決定した事実はない」とのコメントを発表した。
事情に詳しい関係筋によると、三菱重は新型コロナウイルス感染拡大の影響で顧客である航空会社の経営が悪化しており、当面需要が回復しないと判断、スペースジェットの開発を凍結する方向で調整している。30日に発表する中期経営計画に開発の凍結を織り込むという。
[匿名さん]
三菱重工にも「公示送達」 資産売却へ手続き進む—韓国
2020年10月29日11時36分
【ソウル時事】韓国最高裁が三菱重工業に賠償を命じた元挺身(ていしん)隊員らの訴訟で、大田地裁が差し押さえた同社の韓国内資産の売却に向け、「審問書」などの「公示送達」の手続きを取っていたことが29日分かった。原告側は三菱重工の商標権や特許権を差し押さえており、地裁は11月10日以降に売却命令を出すことが可能となる。
資産売却へ新たな手続き 韓国地裁が「公示送達」—元徴用工訴訟
日本側が資産売却に関する関連書類の受け取りを拒否しているため、地裁は9月7日に三菱重工側から意見を聞くための「審問」に関してウェブサイトに「公示送達」を掲載。11月10日に同社側に内容が伝えられたとみなす効力が発生し、地裁は売却に向けた次の段階に進む。
[匿名さん]