日本経済新聞 2021年6月17日 1:35 (2021年6月17日 6:21更新)
ジュネーブで会談に臨むバイデン氏(右)とプーチン氏=AP
【ジュネーブ=永沢毅、モスクワ=石川陽平】バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は16日、ジュネーブで初めて会談し、核軍縮やサイバー犯罪について新たな対話の枠組みを設けることで合意した。相互に追放している大使の復帰でも一致した。
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両首脳は核軍縮を含む「戦略的安定」の対話を歓迎する共同声明をまとめた。双方が一定の歩み寄りをみせたことで、冷戦後で最悪の水準にある米ロ関係の緊張緩和に向けた一歩となる。ロシアのアントノフ駐米大使は6月中にワシントンに戻る見通しだ。