向田真優が涙の金メダル “ポスト吉田沙保里”が川井姉妹に続き女子レスリング今大会3階級目の制覇
8/6(金) 21:27配信
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スポーツ報知
金メダルを獲得し国旗を掲げる向田真優(カメラ・相川 和寛)
◆東京五輪 レスリング女子53キロ級決勝(6日・幕張メッセAホール)
“ポスト吉田沙保里”として注目される女子53キロ級の向田真優(ジェイテクト)が、金メダルを獲得した。決勝でホウ・セイギョク(中国)を下した。レスリング日本女子は、川井友香子(62キロ級)、梨紗子(57キロ級)が初の姉妹金メダルを獲得しており、今大会3階級目の制覇となった。
【写真】金メダル獲得しガッツポーズする向田
初出場の向田は、1回戦はジョセフエミリエンヌ・エソムベティアコ(カメルーン)に10―0のテクニカルフォール勝ち。2回戦もロクサナマルタ・ザシナ(ポーランド)をテクニカルフォールで下し、順調に勝ち上がった。準決勝では、ボロルトゥヤ・バトオチル(モンゴル)を6―3で破って決勝へ駒を進めた。決勝に向けては、「(相手の選手は)何度もやったことがあるんですけど、初めてやるつもりで、最初から攻めて、自分のレスリングができるように6分間にかけたい」と意気込みを語っていた。
女子53キロ級は2004年アテネ、08年北京、12年ロンドンと五輪3連覇した吉田沙保里さんの階級で、向田は同じ三重出身。16年リオデジャネイロ五輪は練習パートナーとして現地に入り、吉田、登坂絵莉、伊調馨の相手を務めた。
[匿名さん]
志学館大4年だった19年9月の世界選手権で、東京五輪の代表権を獲得した。同年11月には志学館大でコーチを務めていた志土地(しどち)翔大氏との婚約が判明。現在は専属コーチとして支えられ、二人三脚で迎えた初五輪で強さを示した。
向田真優は涙でインタビューにこたえた。一問一答は以下の通り。
―どんな気持ち。
「本当にここに来るまで、(志土地翔大コーチと)2人でやっていく中で、たくさんの人に2人で行ける環境を作ってもらって、本当に感謝しています」
―大逆転。相手も攻めてきたが。
「最後は神頼みする気持ちで、最後は絶対勝つという思いを持ち続けて、最後まで気持ちを切らさず、最後は気持ちで戦いました」
―吉田沙保里さんと同じチャンピオン。
「さおりさんは、何年間もしてるので比べものにならないですけど、今回は自分が出させてもらうことになったので、絶対に何が何でも金メダル取ろうと思って頑張りました」
―志土地コーチにも涙。公私に渡って支えてくれたと思うが。
「自分よりも苦しいことたくさんあったと思うんですけど、いつも励ましてもらって、本当にこの大会で優勝することを目標にやっていたので本当にうれしいです」
[匿名さん]