酒井寧子が不調を乗り越え3年ぶりV「スケートが怖いものになって、何度もやめようと思った」
10/24(日) 19:34配信
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スポーツ報知
女子5000メートルで優勝した酒井寧子(カメラ・矢口 亨)
◆スピードスケート 全日本距離別選手権 最終日(24日・長野市エムウエーブ)
女子5000メートルで酒井寧子(富士急行)が7分16秒14をマークし、18年大会以来の優勝を飾った。3年ぶりに表彰台のてっぺんに返り咲き、「決してタイムはいいとは言えないけど、とりあえず優勝することができました」とホッとした表情を見せた。
復活Vまでは平たんな道のりではなかった。2018年の平昌五輪後は成績不振で、昨季はナショナルチーム(NT)から外れ、「NTにいた時も自分だけついていけていないような劣等感を感じていたし、外れてからもかなり落ち込んだ。自分の中でスケート自体が怖いもの、苦しいものになって、何回もやめよう、逃げよう、という気持ちばかり先行していた」とどん底を見た。