一ノ宮会長は裁判で懲役9月、執行猶予4年(求刑は懲役1年)の有罪判決を受け、「今後は本部として使用しない」との誓約書も提出。執行猶予付きの判決となったが、建物を住居としていることから猶予期間が長くなったようだ。
「この判例を見れば、山口組の分裂後、暴排条例の禁止区域での取り締まりが、異常に強化されたんが分かるやろ。警察は、拠点を奪うことで抗争を起こさせないようにしとるんやないか。それを直参逮捕でアピールしとるとしか思えん」(同)
同じ3月25日、大阪地検が植野雄仁・二代目兼一会会長(大阪中央)を傷害罪で起訴。警戒を強めていることがうかがえたのだ。
[匿名さん]
会長もヤマケンに追い込まれて橋本の若いのに偉そうに言われて切れるのも筋ちがいやで
[匿名さん]
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6代目山口組ナンバー3の組本部で起きた謀反劇とヤキ入れ
公開日:2020/03/15 06:00 更新日:2020/03/15 06:00
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「極心連合会」を長年率いた橋本弘文会長(C)日刊ゲンダイ
「極心連合会」を長年率いた橋本弘文会長(C)日刊ゲンダイ
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「何、自分の手柄にしとんねん」
自分にキバを剥いてきた25歳年下の組員に暴行を加え、左目失明の大ケガを負わせたとして、6代目山口組「兼一会」会長の金奎轍(通称・植野雄仁)容疑者(68)ら6人が4日、大阪府警捜査4課に傷害容疑で逮捕された。
事件は昨年5月20日、東大阪市の極心連合会本部で起きた。極心連合会(解散)といえば6代目山口組の元ナンバー3で、昨年11月に引退した橋本弘文会長(73)が長年率いた山口組の2次団体。島田紳助(63)がタレント時代、「オレのケツモチを誰やと思っとんねん。極心連合会やで」と吹聴するなど、橋本会長は紳助の後見人として知られた人物だ。
「兼一会」は神戸山口組の中核団体「山健組」の傘下組織で、植野容疑者はナンバー3だったが、他の組とのシノギで揉め、2018年2月、絶縁処分を食らった。そこで同じ山健組出身の橋本会長を頼り、極心連合会傘下に移籍。昨年11月には、6代目山口組の直参(直系組長)に昇格している。
[匿名さん]
守ることで不気味さが増しているのだ。
そんな中、警察当局による分裂問題への“介入”も顕著となった。六代目山口組の直参である植野雄仁・二代目兼一会会長(大阪中央)を、大阪府警が3月4日に傷害容疑で逮捕。神戸山口組への取り締まりはシビアで、井上組長の周辺を狙ったと思えるほどの逮捕劇を繰り広げたのである。
同府警は恐喝未遂と傷害の容疑で逮捕、起訴していた九代目酒梅組・吉村光男総裁(大阪)を2月28日、山健組・藤岡宏文若頭補佐と共に恐喝容疑で再逮捕。3月19日、2人を起訴した。吉村総裁は井上組長と密接な関係にあり、藤岡若頭補佐に至っては秘書を務めている。しかも、いずれの事件も同じ被害者で、府警の思惑すらうかがえたのだ。
「被害者の男性はおよそ14年前に吉村総裁と知り合い、土地の開発資金として2億円を借りたといいます。しかし、返済のメドが立たず、今年1月に吉村総裁から催促されたそうです。昨年4〜5月には、1500万円を返済しているのですが、府警は恐喝に当たるとしています。この席に、藤岡若頭補佐も同席していたため、共に逮捕されたようです」(全国紙社会部記者)
[匿名さん]