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日本の借金１１０３兆円、それでも問題ないＭＭＴ理論。



日本の借金は先日発表された様に１１０３兆円にも膨れ上がってしまいました。

しかし、いくら国の借金が増えても問題ないというのがＭＭＴ理論です。

財政赤字は恐れる事は無いという夢のような考え方なのです。

その理由は、自国の通貨を持つ国は債務返済に充てるお金を幾らでも発行できるので、財政赤字が膨らんでもインフレを抑制していれば問題ないという理論です。

この理論は１９９０年代の双子の赤字で苦しむ米国の大学教授たちによって提唱された理論です。

果たしてこのような今迄の経済の常識を覆すような理論が本当に可能なのでしょうか？

確かに、今の日本を見てみれば、政府は異例の金融緩和で、銀行や生命保険が持つ国債を、日銀がジャブジャブお金を刷って買ってきました。

そして市場に出回るマネタリーベースはアベノミクス以降４倍にも膨れ上がりました。

普通ならば、それほどたくさんのお金が出回れば、インフレになりそうですが、アベノミクスの目標とするわずか２％の物価高も起きず、インフレも全く起きません。

その原因は、銀行は国債を売ったお金を再び日銀に預けてしまうために、ただ銀行と日銀でお金のキャッチボールをしているだけで、お金が市場に出回らないために、景気も良くならず、インフレにもならないのではないかと言われています。

果たして本当にＭＭＴ理論は正しいのでしょうか？

経済的知識のある人の考え方を教えて頂きたいと思います。