🎠 川崎市雑談

スマートフォンと飲み物を持ちながら電動アシスト自転車に乗り、歩行者にぶつかって死亡させたとして、重過失致死罪で在宅起訴された元大学生（田園調布学園大学）の森野実空被告（20）に、横浜地裁川崎支部（江見健一裁判長）は27日、禁錮2年、執行猶予4年（求刑禁錮2年）の判決を言い渡した。

判決は、被告が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、左耳にイヤホンをした状態で、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定。江見裁判長は「歩行者を死傷させ得るとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と指摘した。

時速約9キロと比較的低速で、被告が反省の弁を述べていることなどから執行猶予付き判決とした。

判決によると、2017年12月7日午後3時15分ごろ、川崎市麻生区の市道で、自転車を運転中にスマホの操作に気を取られ、前方不注意で歩行者の女性（当時77）に衝突し、2日後に死亡させた。

以下、事件後の森野被告の主な行動
・被害者の葬儀に参列しなかった。
・事件の3ヶ月後、花見をし酒盛りをしている様子をSNSにUPした。
・謝罪の手紙を書かなかった。
・供述当初、事件当時飲み物を持っていたこと、イヤホンをしていたことを隠していた。
・大学は自主退学ではなく、本人が辞めようとしないため、大学から促されて初めて退学した。

この人物は、将来必ず同じ過ちを繰り返すものと考えられる。そのため、法が不当な判決しか出来ないのであれば、社会が情報を共有し、事件を風化させず語り伝えることで、この犯罪者による新たな犯行の犠牲者をできるだけ出さない努力を続けることが大事だ。