🚚 東京運輸・交通

現在、路線バス運転士の確保は全国的に極めて厳しい状況にあります。この問題を根本的に改善するためには、給与や賞与の引き上げを含めた待遇改善が不可欠です。現場では以下のような深刻な課題が挙げられています。

乗客からの苦情やパワハラ・カスハラに日々耐えなければならない。
早朝から深夜まで長時間勤務が常態化している。
休暇が非常に少なく、有給休暇を申請すると嫌な顔をされることが多い。
残業時間が多く、心身ともに大きな負担となっている。
休日出勤が月に最大13日となることもあり、過酷さは限界に達している（法改正が必要）。
労働基準法に反して、休息時間が9時間未満で連続勤務を強いられる場合が少なくない。
給与水準や賞与が著しく低く、好待遇の事業者はごくわずかに限られる。
無駄に拘束時間が長い勤務シフトが存在する。
万一事故が発生した場合、厳しい叱責を受けることになる。
乗客からのクレームが最優先され、運転士側に全ての責任が押し付けられる傾向がある。
オフの日であっても会社から呼び出しの電話がかかってくることがあり、応じない場合には翌日厳しく叱責される。
あらゆる業務上の問題が運転士の責任とされることが多い。
福利厚生が十分でない事業者が多い。
職場内で従業員同士のいじめが発生するケースもある
業界全体が古い体質から脱却できていない。
こうした厳しい労働環境を改善しない限り、路線バス運転士の確保は今後さらに困難を極め、地域交通インフラそのものが維持できなくなる可能性があります。