>>238
分かりました。これから真面目な本当の話しをします。
私が小学の頃から運がいいのは承知のとおりだと思います。町内のだんごまきへ行けば私の所に鏡餅が落ちて来たり、商店街でクジ引きがあれば親、親戚、友達、近所の者まで「大吉クジ引いてくれ〜大吉君クジ引いてくれ〜」と私を探し回す毎日でした。
そんな運がいい私が出張で東京の高級ホテルで泊まってた時、
その日は会議が早く終わり、高級ホテルのロビーの小さなテーブルでコーヒーを飲みながら新聞を見てたら、若いお姉さんが
「ハンカチ落ちましたよ。あ、すいません。待ち合わせですか?いえ、ここ座っていいですか?狭いですがどうぞ」と相席で色々お話ししてたら、お姉さんが
「私、杏里と言います。あ、大吉ですヨロシク。イケメンさんですね!いえいえ。私の事わかります?」と聞いてきたので私はピンと来ず「杏里と言う可愛いらしい名前の人と知り合いはいませんよ。私、坂口良子の娘の杏里です。」
な、な、なんと!大ファンだった坂口良子の娘さんじゃありませんか!その娘さんが一室予約してたけど出来の悪いマネージャーが日にちを間違えたらしく
「今日泊めてもらってもいいですか?もちろんいいですよ。」と話しが決まり、2人は夜まで屋上のラウンジで夜景を観ながらカクテルとお母さんさんの話しに花を咲かせ、カタミとしてお母さんの下着とレコードを貰う約束をしました。
娘さんは酔が回ってきたのか色っぽく火照った顔を私の肩によせつけ、私は「なんでこんなに運が良いのだろう」としみじみ思いながら2人は恋人同士の様に8057号室へと吸い込まれて行きました。