第一生命19億円不正集金 被害者弁護団結成 「不祥事招いた会社の責任重い」
毎日新聞 / 2020年11月17日 20時55分
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第一生命が元社員に与えた「特別調査役室」の写真を示す被害者弁護団の山口広弁護士(右端)=東京都千代田区で2020年11月17日午後4時23分、近松仁太郎撮影
第一生命保険の西日本マーケット統括部徳山分室(山口県周南市)に勤務していた元営業社員の女性(89)=7月に懲戒解雇=が、顧客から約19億円を不正に集めたとされる問題で、東京と山口の弁護士計8人が17日、被害者弁護団を結成した。弁護団は、第一生命に全額弁償や再発防止策の徹底を求め、元社員らの賠償責任も追及するとしている。
東京都内で記者会見した弁護団によると、元社員は山口県で50年以上、保険商品の販売を担当していた。優秀な営業成績を収め、会社から「特別調査役」の肩書と特別室を与えられ、社内で「女帝」と評されていたという。同社は、元社員が2002〜20年、顧客24人に投資話を持ち掛け、計約19億5100万円をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑で山口県警に告発した。
毎日新聞 / 2020年11月17日 20時55分
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第一生命が元社員に与えた「特別調査役室」の写真を示す被害者弁護団の山口広弁護士(右端)=東京都千代田区で2020年11月17日午後4時23分、近松仁太郎撮影
第一生命保険の西日本マーケット統括部徳山分室(山口県周南市)に勤務していた元営業社員の女性(89)=7月に懲戒解雇=が、顧客から約19億円を不正に集めたとされる問題で、東京と山口の弁護士計8人が17日、被害者弁護団を結成した。弁護団は、第一生命に全額弁償や再発防止策の徹底を求め、元社員らの賠償責任も追及するとしている。
東京都内で記者会見した弁護団によると、元社員は山口県で50年以上、保険商品の販売を担当していた。優秀な営業成績を収め、会社から「特別調査役」の肩書と特別室を与えられ、社内で「女帝」と評されていたという。同社は、元社員が2002〜20年、顧客24人に投資話を持ち掛け、計約19億5100万円をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑で山口県警に告発した。