JTAテコンドー】2連覇王者が途中敗退、長身の新王者誕生
イーファイト 11月30日(土)23時15分配信
今大会最長身の倉田剛志（右）が豪快な後ろ蹴り！ 岡田宏明（左）を破り初優勝を飾った
11月30日（土）東京・後楽園ホールにて、日本テコンドー協会（JTA）主催『第24回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会 ITA杯無差別級王者日本一決定戦』が開催された。
【フォト】この大会の模様
フルコンタクトテコンドーとはリングを使用し、既存のライトコンタクトルールではなくKO勝ちを認める直接打撃制ルールによって、本戦2分（延長1分2回まで、決勝戦のみ3回まで）で行う無差別級トーナメント。上段・中段への蹴り（ローキックは禁止）と中段への突き、そして上段突き（蹴りを生かす程度の額とアゴへの攻撃）を用いての一本（KO）勝ちや技あり、または時間内にダウンがなければ判定によって勝敗が決せられる。
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今回、男子無差別級には25名、女子無差別級には4名がエントリー。
決勝戦は、その岡田と昨年の準優勝者・倉田剛志（東京港テコンドー倶楽部）によって争われることに。体重95kg、身長186cmと今大会最長身の倉田に対し、岡田は身長174cm、体重67kg。お互いに上段廻し蹴り、後ろ横蹴り、カカト落としなどテコンドーらしい蹴りの大技を放つ展開となった。スピードを活かした足技で勝負する岡田だが、倉田は長身から繰り出す足技で突き放し主導権を握ったまま本戦が終了。
決着は審判による判定の前に、JTAテコンドー特有の蹴美ポイント（蹴美審判Aは蹴りの美しさ、蹴美審判Bは蹴りの威力を評価し、それぞれ基準を満たした蹴りに対し1ポイントを与える。一方が上限7ポイント×蹴美審判2名＝14ポイントに達し、他方が達しない場合、前者が勝者となる）で倉田が14、岡田が13と差がついたために倉田が初優勝を飾った。
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倉田は「優勝できて嬉しいです。昨年の大会から基礎体力、基本の強化をしてきました。今後はさらにかっこいい蹴りが出せるように基本からやり直します。来年は二連覇できるように頑張ります」と喜びを語った。
女子では昨年の優勝者・市坪愛（横浜市立大学テコンドー部）と、昨年準優勝の松兼ひとみ（東京港テコンドー倶楽部）が決勝で激突。市坪が判定2−1の僅差で優勝し二連敗を達成した。
また、蹴武型男女混合トーナメントでは、5連覇を目指す野村修一（岡山備前テコンドー倶楽部）がまさかの2位に、植田博和（東京江東テコンドー倶楽部）が初優勝を飾った。
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RESULT
▼組手無差別級トーナメント
優 勝 倉田剛志（東京港テコンドー倶楽部）
準優勝 岡田宏明（大阪医療技術専門学校テコンドー部）
3 位 吉場亮介（神奈川大学横浜校テコンドー部）
4 位 石川洋輝（神奈川大学湘南校テコンドー部）
▼女子組手無差別級トーナメント
優 勝 市坪 愛（横浜市立大学テコンドー部）
準優勝 松兼ひとみ（東京港テコンドー倶楽部）
▼壮年部組手無差別級トーナメント
優 勝 太田康昭（岡山テコンドー倶楽部）
準優勝 稲垣 健（神戸六甲テコンドー倶楽部）
▼蹴武型トーナメント
優 勝 植田博和（東京江東テコンドー倶楽部）
準優勝 野村修一（岡山備前テコンドー倶楽部）
3 位 西谷信一郎（東京大森テコンドー倶楽部）
4 伊 米田勝則（神戸六甲テコンドー倶楽部）
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▼蹴武の型 団体戦
優 勝 横浜市立大学体育会テコンドー部（加藤早織、牧ヶ野萌衣、櫻庭里彩子）
準優勝 神奈川大学体育会テコンドー部（亀井大樹、福田翔平、北角香穂里）
▼未来のチャンピオン戦 蹴武型少年少女部
優 勝 大貫康生（東京江東テコンドー倶楽部）
準優勝 福島宏青（福岡筑紫野テコンドー倶楽部）
▼未来のチャンピオン戦 小学生男子組手
王者 青木隼人（東京江東テコンドー倶楽部）
▼未来のチャンピオン戦 小学生女子組手
王者 山本春花（長崎佐々テコンドー倶楽部）
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▼未来のチャンピオン戦 中学生男子組手
王者 野原颯太（長崎佐々テコンドー倶楽部）
▼未来のチャンピオン戦 高校生男子組手
王者 三富湧太（湘南平塚テコンドー倶楽部）
▼新人賞
岡田宏明（大阪医療技術専門学校テコンドー部）
▼eFight賞
優 勝 倉田剛志（東京港テコンドー倶楽部）
▼最優秀選手賞
倉田剛志（東京港テコンドー倶楽部）
▼東京都知事賞
倉田剛志（東京港テコンドー倶楽部）
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