京口紘人が初防衛 KO勝ちできず頭下げる「世界までパーフェクトでいくつもりだった」
デイリースポーツ 4/26(水) 0:26配信
ベルトを巻き、ガッツポーズの京口紘人
「ボクシング、東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ」(25日、後楽園ホール)
王者の京口紘人(ワタナベ)が同級2位のジョナサン・レフジョ(フィリピン)を3−0(119−109、118−111,117−111)の判定で下し、初防衛に成功した。
京口は勝利者インタビューで「世界までパーフェクトで行くつもりだったのにすみません」と頭を下げた。レフジョの素早いステップワークを捉えきれず、7戦全KO勝ちこそ逃したものの試合のペースを握り続ける完勝だった。
試合中に左拳を痛め、ジャブが出しづらくなったことも苦戦につながった。12回まで闘ったのはキャリア初どころか、これまで3ラウンドが最長だった。今回は12ラウンドのスパーリングを3度こなしてきた京口は「流れの中で倒したかったけど、12ラウンドを経験できたのは大きい」と振り返った。
[匿名さん]
挑戦者のスピードについては「映像で見ていたので、想像を超えてはいなかったけど対応しきれなかった。ボディーで詰めても簡単に逃げられたのは反省」と反省を口にした。レフジョは「巧いし、いいところをつぶしてくる選手。僕のキャリアで一番の強敵」としていた。「上に行けばこれくらいの相手はごろごろいますよ」と、厳しさも味わった。
今回、グローブをあえてメキシコ製のレイジェスをリクエストした。「これから先、いろいろなケースが考えられるので試しておきたい」(井上トレーナー)と将来の世界挑戦を見据えたチョイスだった。
左拳は打撲で大事にならずに済みそうで渡辺均会長は「大きなケガをせず良かった。12ラウンドKO勝ちしてくれれば一番良かったけど収穫はあった」と、さらなる成長を期待していた。
[匿名さん]