🪓 ﾒﾙﾃｨﾌﾞﾗｯﾄﾞ攻略･地方

2げと

ゆさゆさ

「…………」

ゆさゆさゆさゆさ

「………ん」

ゆさゆさゆさゆさゆさゆさ、げしッ

「ぐは！……眠い……まったく、死人をおいそれと起こすなよ……ん？」

目を覚ますと枕元に白レンがいた。
何故か白い大きな袋に入った状態で。

・
・
・

起きぬけということもありイマイチ状況が掴めないのだが。

何か期待するような、それでいて照れているような、そしてやっぱり何かを期待しているような白レン。

…………ちなみに今日の日付は１２月の３１日な訳だが。

「なあ、レン、クリスマス終了から早くも一週間が経とうとしているわけだけど、
　それは『プレゼントは私』みたいな催しだと考えて良いのかい？」
「〜〜〜〜！！！」

どうやら図星だったらしい。

「もう！何よ何よ何よ！
　せっかく世間一般では年末のイベントづくしだっていうのに、ここでの生活はなんにも変わらないじゃない！！
　だから恥ずかしい思いをしてまでこんなことをやってあげたっていうのに……！！」

そう言いながらもう泣きそうな勢いの白レンだった。
いやしかし世間一般で「自分をプレゼント」なんて素でやる輩はそうはいないと思うんだが……
……ああいや、よく考えてみるとやりかねない連中がいるな。

やれやれ、使い魔をねぎらうのもマスターの仕事、か。

「なあ、レン」

二重三重のダメージからマリアナ海溝のドン底辺りまで落ち込んでいる白レンに、言葉を選びながら話しかける。

「別に、『いらない』とは言っていないだろう？」
「ッ——？」

惚けた白レンの華奢な腰に手を回し、丁度抱きかかえるような格好になる。
驚きからか、まるで抵抗しない白レンの顎に指を沿え、そしてそのまま唇を近づけたところで行数が足りない。



よいお年を！＼(＾o＾)／

>>3
GJ!!

>>3
うお〜ななやんフェミニストー！！！
GJ！GJ!

>>3
ちょwｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗっをまｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
わっふるわっふる！！

「お正月よ！志貴！」

先月苦労して設置したこたつで寝正月を楽しんでいると、白レンが唐突にそんなことを言い出した。
しかし自分達でやっておいてなんなんだが、路地裏のこたつっていうのは異様な光景だよな……。

「ああ、お正月だね、レン。明けましておめでとう。
　しかし、昨日遅まきのクリスマスをしたばかりだっていうのに、今度はもう元旦かい？
　今度は『お年玉は私』とか言ってくれるのかな？」
「ああああああ！！！き、ききき昨日のことは忘れなさい、もう！
　だ、大体クリスマスだって昨日のあんなんじゃまだ誤魔化されてあげなぃ……ごにょごにょ」

誤解の無きよう断っておくが、特に大したことはしていないぞ？

しかし新年ね……。
こんな場所じゃロクなことが出来るとも思えないし……。

「んー、それなら遠野の家におせちでもたかりに行くか？」
「嫌よ。あそこの家にはどうせあの女も来ているだろうし」

あの女……ああ、真祖の姫君か。

「しかしそれなら二人きりということになるが……」
「！！」

ん？

「どうした？二人きりが寂しいなら軋間のヤツを呼んでも良いんだが……」
「い、いえ、結構よ！あんな筋肉達磨に用は無いわ！二人きりで祝いましょ」

軋間が聞いたら泣きそうだな。

「なら……そうだな、とりあえず初詣にでも行ってみるか？」
「！！そ、そうね！あなたも意外とまともなことも言えるんじゃないの！！
　す、すぐ用意してくるから待っていなさい！！」

言うが早いか白レンはパタパタと路地の奥の方へ走っていってしまった。
何気に失礼なことを言われた気がするが……まあ良いさ、否定は出来ないしね。
しかし、たかが初詣くらいで張り切りすぎじゃないか？



全く、今まででは考えられないような生活だ。

他者とつるんでる殺人鬼、か。

——ハ、傑作だな。

だが、意外とこれはこれで悪くない気もしているのもまた事実。
いつまで続けられるかわからない夢だが、まあ今のうちにせいぜい楽しんでおくとするさ。



「用意できたわよ、志貴……ってアナタなんにも用意してないじゃない！！
　そんなんでちゃんと私をエスコートできるんでしょうね！！」



望まれない役者は消えるのみだが、今はまだ必要とされているようだしな。



「わかってますよ、お姫様」

白レンエンドで鼻血出たのでやった
今はちょっとだけ後悔している

前回の投稿から一年近くブランクが空いてしまいましたが、これからまたちょくちょく投稿させていただくかもしれません
今年一年のＳＳスレ活性を祈って！！

お目汚し失礼しましたm(_ _)m

まさかこのスレが生き返るとは。
俺もいつかここで書きたいね。

　CATS　WARS　　〜First　Contact〜



朝の部


レン「ｚｚｚ」


志貴　　「・・・・」　


午前の部


ネコアルク「にゃにゃにゃ〜」


琥珀　　　「きゃぁぁぁあぁぁぁ」


午後の部


ネコアルク「にゃにゃにゃ〜」


白レン　　「いやぁぁぁああぁあ」　


夜の部


レン「・・・」


志貴「ｚｚｚ！！！ｚｚｚ！ｚ！ｚ！ｚ！」


in the dream


ネコアルク「にゃにゃにゃにゃネにゃにゃにゃにゃにゃコにゃにゃにゃにゃにヒゃにゃあににゃにロゃにゃにゃにゃにシゃあゃにゃにゃやあ」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜CAT　　END〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



シエル先生の授業をお連れします

『if〜あの夜が〜』


私の名前はシオンエルトナムアトラシア。
そう、エルトナムの人間である。
そんな私もすっかりこの屋敷に馴染んでしまった。
お金のない私は遠野の屋敷で使用人として働くしか生活する術がなかった。
しかし今日は・・・

シオン「今日はやけに暑いですね…。つい昔のことを思い出してしまいました。」
秋葉　「昔の事…ですか？」
シオン「ええ…昔私と志…あ、志貴様が祟りを

いや、話自体は悪くないよ
ちょっとだけゴチャッとしてて
見づらいけど

あんまり動かないし書いてくれて嬉しい

藁スレ>>176あたりからを参照すると幸せになれるかも



「——ふむ、またこの雪原か。
　二度も己が残骸を雪ぐことになるとは、つくづく私の業も深いようだ」
「…………」
「同じ舞台に同じ俳優、それがどれだけ興醒めなことか、
　いやしくも我が一部、わからない道理は無いはずだが」
「…………ねぇ」
「だが舞台が用意されているのでは仕方が……む？」
「…………」
「今何か言ったかな、お嬢さん？」
「……私はあなたから生まれたと、いうことになるのよね？」
「……その通り。私の一部が夢魔をモデルに限界した、それが君だ」
「つまりそれは…………せ、設定的にあなたは…………ぅさん……」
「…………？」
「……だ、だから、それってあなたが私のお父さんってことになるんじゃないのって言ってるのよ！！」
「…………」
「わ、私だって自分が何でこんなこと言ってるのかわからないわよ！！
　だ、だけど……ちょっとそうなんじゃないかって思っちゃったら……」
「…………ィヒャァ！！」
「ひっ……！」
「フハハハハハ、いや、失礼。
　余りにも懐かしく嬉しい響きに、つい科白を忘れてしまったのだよ。
　そう、そのような解釈も可能だ。私は君の父という存在になるのかもしれん」
「そ、そう……それなら……お、お父さんって呼んでも……」
「素晴らしい！さあ、遠慮なく呼びたまえ！」
「……お、お父……さん」
「なんだい？レン」
「…………！！」



——同刻

「く、ここは……いつかの雪原！？
　またあの使い魔のコピーが現れたのか！？
　早急に禍根を排除しなければ……ん、あれは……」



「お父さん！」
「フフフ、パパと呼んでも良いんだぞ？」
「もう、お父さんったら！」
「…………なにをやっているんですか、タタリ」
「！！？？」
「おや、誰かと思えば不良娘ではないか。
　せっかくの家族団欒を邪魔しにくるとは、君もつくづく無粋な娘に育ったものだ」
「この茶番に説明を頂けますか、レン」
「わ、私は別に……ち、ちょっとだけ……」
「ああ、いや、彼女のことは気にしなくて良いよ、レン。
　父親に甘えられる盛りを過ぎてしまった子の、無様な嫉妬というやつだろうからね」
「なっ……！！」
「全く、女の子は君くらいの時分が一番可愛らしいよ。
　さあ、もう一度私を呼んでくれるかい、レン」

「…………ズ、ズェピアの…………パパの馬鹿ーーー！！！」
「あ、シオン！！」

・
・
・

「と、いう夢を見たんだが、どう思うかね？シオン」
「知りません」

>>13
GJ!
話の構成がうまい(^_^)ﾉ
Vｼｵﾝや白ﾚﾝで藁に挑む時は｢ﾊﾟﾊﾟｰっ｣言いながら突っこみますｗ

ワロタ

　　　　　　　　 、. -‐'''''¨¨¨ヽ
　　　　 　 　 (.＿＿_、、、... -ｧァﾌ
　　　　　　　　　　あ…ありのまま 今　起こった事を話すぜ！
　 　 　 　 　
i i
　 　 }!　}} /／

　　　　 　 　
l､{　 　j}　/、、ｨ//｜　　　　　　　『おれは白レン萌えSSを読んでいると思ったらシオン萌えSSを読んでいた
　　　　　　　 i
:!ヾ､_ﾉ／ u {:}//ﾍ　　　　　　　　と思ったら今度はいつの間にかワラパパ萌えSSを読んでいた』
　　　　　　　
ﾘ u' }　 、ﾉ　_、!V、ﾊ

　　 　 　 ／´fト､_{ﾙ{、ィ'ｅﾗ　、 ﾀ人　　　　　　　　な…　何を言ってるのか　わからねーと思うが
　　　　 /' 　 ヾ
宀
{´、)⌒`/
<ヽﾄiゝ　　　　　　　　おれも何をされたのかわからなかった
　　　　、ﾞ　 ／ )ヽ iLﾚ 　u'
　
ヾｌﾄﾊ〉
　　 　
／_／　 ﾊ !ニ⊇　'／:} 　V:::::ヽ　　　　　　　　頭がどうにかなりそうだった…
　　　 /／ 二二二7'T'' ／u'　__ /:::::::/｀ヽ
　　　/'´r　-—一ｧ‐ﾞＴ´　'´ ／::::／-‐ 　＼　　　　超スピードだとか催眠術だとか
　　 / // 　 广¨´ 　/'　　 ／:::::／´‾｀ヽ ⌒ヽ　　　　そんなチャチなもんじゃあ　断じてねえ
　　ﾉ ' /　 ノ:::::`ー-､___／:::::／/ 　 　 　 ヽ　　}
_／｀丶　/::::::::::::::::::::::::::‾`ー-{:::...　　　 　　　ｲ　 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

バラバラ

「——それで」

バラバラ

「これは新手の嫌がらせと受け取っても良いのか、七夜」

バラバラ

「……うむ、なんというか、すまん」

・
・
・

——遡ること一日

「節分よ！ 志貴！」

ようやく正月気分も抜けた、と言ってもこんな所じゃロクな正月もなにもあったものではないのだが、
とにかく二月の頭、レンがそんなことを言い出した。
俺の記憶が正しいのなら、一ヶ月前にほぼ同じセリフを聞いた覚えがあるぞ。

「クリスマス、正月ときて今度は節分かい？
こんな所に住んでるっていうのに、君は世間の連中よりもよっぽど人間くさくなってきてないか？」

まさかこの調子で季節のイベント全てに付き合わされるんじゃないだろうな。
そんな妙にリアルな想像をしながら返事をする。
望んでいた厄介事云々とは大分遠いな、それは。

「う……だって私、生まれてきたのは最近だし、知識としては知ってるけどどんなことも実際にやったことはないんだもん……」

そんな可哀想なことを言われると弱いな、などと考えてしまう今の俺が信じられん。
人間、変われば変わるもんだな。

「わかったわかった。節分のひとつやふたつ、喜んでご一緒させていただくよ」

豆を撒く程度で、使い魔殿の機嫌が良くなるというのなら安いもんだ。

「違うわ。豆を撒くだけじゃ駄目。鬼も用意して欲しいの」

それはつまり鬼の役をこの俺にやれ、ということなんだろうか。
くそ、段々と労働値が上がってきたな……いや、待て。

「待て待て、そうだ、レン。
どうせやるのなら本物の鬼を呼んでやらないか？
まがい物の鬼なんかで節分をやった日には来る福も逃げていくに違いないぞ」

我ながら咄嗟に閃いたにしては素晴らしい考えに、知らず意地悪い笑みがこみ上げてくる。

「本物の鬼……。あなた、変わった知り合いが多いのね。
本当なら二人っていうのが望まし……ごにょごにょ、いえ、うん！悪くないわ！それでお願いするわ！」
「御意に。そうだ、せっかくだからレンや都古なんかも呼んでやれ」

・
・
・

「で、その結果がこれというわけか」

そして冒頭の状況に至る、というわけである。
本物の鬼、こと軋間紅摩が抗議の視線を向けてくる。
なに、設定やらもそうだが、どうせ鬼役なら厳つい方が嵌るってものだろう。

「おにはーそとー！」
「…………」
「ふくはーうちー！」

こうして男二人で話をしてる合間にも、ジャングルのスコールもあわやというような勢いで豆が降り注いでいる。
仏頂面をした筋肉男が頭にやたらファンシーな鬼の面（都古が持ってきたらしい）をちょこんとのせ、
迫りくる豆の本流を一身に受けているという図は…………なんというかとてつもなくシュールな光景だな。

「おにはーそとー！」
「…………」
「ふくはーうちー！」

「…………」
「…………」

紅摩の向けてくる視線は、もはや抗議ではなく要救助の域に達しようとしていた。
む、流石に無理矢理引き込んだだけに罪悪感が沸いてきたな。

「なあ、そろそろ鬼も（精神的に）限界みたいだし、次にいかないか？」
「次……？」

紅摩がアイコンタクトを寄越す。
おそらく「この借りは何時か」というような内容だと思うんだが……さて、どちらの意味だろう。

「ああ、節分っていうのは鬼を追い払った後、豆を食べるものなんだ」
「あ、あたしそれ知ってるよ！！ 自分の年の数だけ食べるんだよね、お兄ちゃん！！」
「おお、よく知ってるな都古」
「へへー」

前々から疑問に思っているんだが、この子の俺への懐き具合はなんなんだ？
最近では体術を教えろとせがんでくる始末だし……。
そのうち師匠なんて呼ばれる間柄になったり……流石にそれは無いな。

皆の手元に残っていた豆をひとつにまとめる。

「都古は、確か１２歳だったな。ほら」
「ありがとー！ お兄ちゃん！」
「はいはい。次はレンだが……あー、確か……８００……とか言ってたか？」
「８００！！？？」
「どうしたんだお前は急に大声を出したりして」
「七夜、今お前８００歳と言ったが……彼女が？」
「ああ、あの女が言うにはそうらしいな。というかどうかしたか？」
「ん、いや、すまん、なんでもない」

なんなんだこいつは。

「ひーふーみーよー、と。ええい、８００個なぞ数えられるか！」

というかそれは人間の食べられる量じゃないだろう。

「とりあえず今日のところは８０個ということで勘弁してくれ」
「…………（コクリ）」

如何せん無表情で読みにくいが、とりあえず異論は無いらしい。
しかし彼女の体躯から判断するに８０個だって相当大変だと思うのだが。

「で、最後は……と、どうした？」

見れば、うちのレンの方はというとなにやら怒っているような悲しんでいるような、いわく言いづらい表情をしていらっしゃる。

「……お豆、年の数じゃないといけないのかしら」
「一応世間ではそういうことになっているが……む」

迂闊だった。
彼女がこの世に現れたのは最近のことだ。
そう、つまり実年齢で言えば彼女は——

「わ、私は食べちゃいけないの……？」

見ればレンの紅い瞳にはうっすらと涙らしきものすら浮かんでいる。
こ、この状況はまずい。

「レンちゃん……」
「…………」

後ろでは紅摩のやつが肘で小突いてくる。
ええい、誰のせいでこんな状況になっていると思っていやがる。

「あ、あー、その、なんだ、レン」
「…………」
「うちの家系が、あー、代々退魔の一族だってのはいつか話しただろう？」
「…………？」

突然脈絡の無い話を始めた俺を怪訝そうに見つめる顔が４つ。

「そ、それでだな、その”魔”の中には鬼も含まれているんだよ」

紅摩が微妙に顔をしかめる。
ええい、お前は黙って見ていろ。

「それでだ、対象に気づかれないよう近づき始末するうちの一族にとって、その鬼の苦手としている豆を食べるのは厳禁なんだ」
「…………どうして？」
「鬼にその気配を察知されてしまうからな」

そこで紅摩がニヤリと笑った。
くそ、アイツ俺の意図に気づきやがったな。

「それで、だ。つまり何が言いたかったかというと、レン、君、豆の食べられない俺の代わりに食べてくれないか？」

「…………」
「…………」
「…………」

わ、我ながら苦しい方便だな。
というかどうせレンの年齢の時だってお茶を濁しているわけだし、そんな必死に決まりを守る必要も無かったんじゃないか？

場を沈黙が支配する中——

「ぷっ……うふふ、あははははははは！」
「む」

今まで泣く寸前かのように思われていたレンが、唐突に笑い出した。

「あー、おかしい。そんなに必死にならなくても良いわよ。
そうね、それでお願いされてあげるわ」
「…………それは恐悦至極」

……く、いらん恥をかいちまった気がする。
残りの二人もニコニコしてこっちを見ているし、筋肉達磨に至っては壁の方を向いて笑いを堪えていやがる。
……奴には次回以降のイベントにも全出席の方向でお願いするとしよう。

「そら、俺の歳の分●●個だ」
「あのねえ、あなた、もう少しましな渡し方ってものがあるでしょうに……」

やれやれ、本当に口の減らないお姫様だ。



こうして思いがけないハプニングはあったものの、無事その日の節分は終了した。

都古もレンももう少しこの場に留まっていたかったようだが、時間が時間だったので帰らせることにした。
既に日は落ちかけていたが、紅摩にちゃんと送り届けるように言っておいたから大丈夫だろう。
あのおチビさん二人に囲まれて道中困るあいつの姿でも想像して、今日の分の貸し借りは無しにしておいてやるか。
いや、それでも一個貸しなんだったか？



「くそ、布団の中まで豆だらけだぞ……」
「…………ねえ」

夜、取り残した豆と格闘しているとレンに声をかけられた。

「……そ、それなら今夜は私のところで寝ない？」
「ん？ どうした？ 君は今日は寝ないということかい？」
「もう！ どうしてそう空気が読めないのよあなたは！！」

どうやら、レンの寝室（と言って良いのかはわからんが）は今日豆撒きを行った場所から少し離れているため、そこなら豆に煩わされることはないだろう、ということらしい。
いやまあ最初から言わんとすることはわかっていたんだけどさ。

「そ、それと……」

布団に入り、まさに寝ようとした瞬間、背中の方から消え入りそうな可愛い声が聞こえてきた。

「き、今日はありがとう」

——どういたしまして

——後日

「ねえねえお兄ちゃん、あの時なんで年のところで「ピー」って音がしたのー？」
「ん？ ああ、なんだか大人の事情とかでね」
「お前……折角良い話っぽく終わろうとしたのに……」



サーセンｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

未だに書いたその日にレスを付けてくださる方々が存在することに感動しますた
クオリティ云々は別にして、みんなもっと投稿しようぜ！

萌えﾊﾟﾜぁが極限に達する時
　
それは煩悩と呼ばれる—
　
何かやる気が沸いてきたぜｗ
紅摩の茶目っ気にやられたｗｗ

次はバレンタインか。
もちろん白レンが琥珀さんと一緒にチョコまみれになりながら(卑猥な意味ではない)
チョコ製作に励むワケだ。

>>20
なんど呼んでもなぜ年のところでピーって音がしたかわからない…
誰か教えて…

>>23
七夜の年齢＝遠野の年齢
メルブラの元ネタは・・・

あとは察せ！！！（だよね？ｗ

バレンタイン絡みでまだSS書いてないからなぁ
また投稿するかもしれない

創作意欲の湧くスレですね此所は

もともと同人ゲーだしいいんじゃね？

「バレンタインデーは…猾い日なんですか？」
「そうだよ、猾い日なんだ」

「そんな台詞は、初めて聞きます」
「けど、そう思わないかい？」


『ある感情をかたちに』


今日は世間ではバレンタインデーというものらしいです
本来はバレンタインさんが殺された日だそうですが
いまでは想い人にチョコレートを渡して気持ちを伝える…
そのような日だと伺っております

私は一介の使用人で、今迄想い人はおりません
正確にいうといたのですが、渡す機会はありませんでした
しかし…今は違う…勇気さえあれば…

とある洋館の一室
主人の為に一日の疲れを癒してもらう為に
軽い世間話をするのも使用人の勤めです

「志貴様、御学友の方達から凄い量のチョコを頂いたそうで」
「あの…」
「今日は姉さんや秋葉様も張り切っておいででしたし…」
「もしもし…」
「あえて言うなら私は料理関連は下手なもので」
「翡翠さん…？」

そうだこんなもの私が持って来たところで

「ですのでこれは志貴様には…お口にはあわないものですので…」
「翡翠！」

そこで話が遮られた
どうやら志貴様は本気で怒っておられるみたいです

「いいかい、味云々というものじゃないんだ
　バレンタインは『渡す』という行為で想いは繋がる
　そこで…その翡翠が後ろに隠した物を渡してくれないと
　一年の今日という日が意味を成さないんじゃないかな？」

「あの…これ…チョコレート？…なんですが…」
「なんで『？』がつくのかなんとなく解りますが…」

「もし、宜しければ…受け取って頂きたく…て」
「もちろん受け取りますよ、翡翠が作ってくれたんでしょう？」
「…はい」

「翡翠、今いただいても？」
「あ、はい、もちろん」

そこで志貴様は一口食べた後
真面目な顔をしてこちらを向かれました

「おいしいよ翡翠、これ甘いチョコレートだ」
「チョコレートは、普通甘いものなのでは？」
「まあそれはそうだけど…意外だ」

ムカッ

「…志貴様？」
「否、失礼」
「本当に失礼です」
「…おいしいよ、翡翠」
「…喜んで頂いて光栄です」

すると志貴様は立ち上がってなにか包み紙に
包まれたものを持って来た

続き〜

「さて、これは翡翠だけにあげるものだ」
「…これは」
「いいから開けてみて」

「これは…」

包み紙をあけると赤い薔薇の花束が見えました

「志貴様これは…？」

「バレンタインって猾いよね」
「え？」
「女性が男性の想い人にチョコを渡してくれる
　それはそれで、うれしいんだけどさ
　男はただそれを待つだけってのはどうなのかな？」

「どういうことでしょうか？」
「バレンタインデーってさ
　外国では好きな人にプレゼントを送る日なんだ
　猾いだろ、お互い気持ちを繋げないと」

「じゃあ、この花束は…」
「翡翠だけにあげる本命チョコってところなんだけど
　受け取って貰えないかな」

その言葉を聞いた瞬間、私は志貴様に抱きついた

「断るわけないじゃないですか…私は…」
「うん」
「志貴様を……志貴様が…」
「うん」
「好きで…愛してて……とても大切な人で…」
「知ってた、だからこそ」
「こんなやり方…猾い…です」

「かもね、けどバレンタインは猾い日だから」


「志貴様？」
「うん？」
「もしも、もしもですよ…私がチョコを渡さなかったり
　或はチョコを作ってなかったら…どうするつもりだったんですか」

「聞きたい？」
「え…はい…」
「ゴニョゴニョゴニョ…で…ごにょごにょ…」

「え…ちょっと……志貴様！」

「いやだって…バレンタインデーって愛の誓いの日だから…」
「だからといって…無理矢理は…！」

「だってバレンタインは猾い日だから…」

「全然意味合いが違います！」

どうも非常にお久しぶりです
初めての人は初めまして

バレンタイン絡みでSS書いてみました
が、非常に難しかったです
おまけにかなり短いし…内容的にもちょっとベタかなぁ…
と、反省するところが多々あります

やはりブランク空いているのが一番キツイ
もし少しでも楽しんで頂ければ幸いです

いつもの如く
御意見、批判、感想なんでもどうぞ
それが糧となりますので
では…

またいつか

ageておこうか