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猫山宮尾病院かっぱ伝説。
猫山宮尾病院のかっぱ伝説
かっぱ伝説
挿絵1
むかし、むかし、京ヶ瀬村の猫山という土地にかっぱが住んでいました。
挿絵2
かっぱはイタズラが大好き。
馬をイジメたり、作物を盗んだり、人間を困らせては喜んでいました。
挿絵3
それを見かねた宮尾家のご先祖さまはある日、かっぱの腕を切り落としてしまいました。
かっぱは悲鳴をあげ逃げてしまいました。
ご先祖さまはこらしめた証拠としてその腕を持ち帰りました。
挿絵4
それから毎晩、かっぱは腕を返してほしいと懇願しました。
7日目の晩になるとかっぱの顔はさらに深刻です。
挿絵5
「切れてしまった腕などどうするのか」
とご先祖さまが聞くと
「家伝の薬で腕が元に戻ります。
でも 7日過ぎてしまうと薬が効かなくなるのです。もうイタズラをしませんから、返してもらえないですか?」と答えました。
挿絵6
かっぱは反省しているようだし腕を返してあげました。
さっそく腕に薬をぬり、体にあてると、みるみる腕がくっついていきました。
かっぱは大変喜んでお礼に家伝の薬を教えて川に戻ったとさ。