岸田文雄首相が安倍晋三元首相の国葬について、「適切だ」として履行に対する理解を求めたと、読売新聞などが7日に報じた。
読売新聞によると、岸田首相は前日に広島で開かれた記者会見で、「憲政史上最長の任期、また民主主義の根幹たる選挙運動中での非業の死は例を見ないもの」とし「国家全体の公式行事として尊重と哀悼の意を表し、各国代表を招待する行事として開催することが適切だ」と明らかにした。
先月8日、参議院選挙遊説中に銃で撃たれて死亡した安倍元首相の国葬は、来月27日に東京の日本武道館で開かれる予定だ。葬儀委員長は岸田首相が務め、国葬費用は全額国費で負担する。
安倍元首相の国葬をめぐっては、日本国内では意見が割れている。共同通信が先月30~31日、全国18歳以上の有権者1050人を対象にした世論調査では、安倍元首相の国葬に対する反対意見は53.3%となった。また、賛成は45.1%にとどまった。
これを意識したように岸田首相は、「多様な意見があることを知っており、現在具体的な規模と内容を考慮している」と述べた。
【日時】2022年08月07日(日) 19:44
【提供】WoW!Korea