女子大学生の部屋をのぞいたなどとして、邸宅侵入などの罪に問われていた新潟県の長岡警察署の元警察官に3日、新潟地裁は懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
有罪判決を受けたのは、長岡警察署の巡査部長だった高井竜太被告(34歳)です。高井被告は今年7月、一人暮らしの女子大学生の部屋をのぞくため、長岡市内のアパートに侵入したとして邸宅侵入などの罪に問われていました。
3日の判決公判で新潟地裁は、高井被告に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。判決理由について、高井被告は約10年前から同種の犯行を繰り返していて強い常習性が認められることや、警察官という立場にありながら犯行に及んだ点を挙げて、「刑事責任を軽くみることは出来ない」としました。
一方で、反省の態度を示していることや、事件関係者らとの間で示談が成立していることなどから、執行猶予付きの判決としました。