👤 オリジナルなりきり

「あん♡あん♡あっ♡あーー♡」
「もうーー我慢できねえーーー」

どぴゅっっっ

「ふうーーーーたまらんわぁぁ」

俺は４７歳のおっさん。
とある地方で金貸しやってます。
ちゃんと看板上げてる正規の金貸しですわ

５回建て雑居ビルを建ててその最上階で事務所兼自宅を構えてます

朝7時半起床。
身支度を整えて8時半には事務所入り。自宅の横に事務所がある為通勤時間５秒

「おはようございます」
「おはよう」

従業員は女性二人

店の切り盛りはこの女性に任せている

朝９時開店
開店と言っても客がなだれ込んでくることもない
静かな開店だ

従業員に受け付けを任せ、俺は審査を担当する

もうすぐお昼という時だった

「社長、非常に素晴らしい”案件”が飛び込んで参りました。ご準備お願いいたします」

従業員の女性が資料とともにやって来る

「非常に良いか？」
「はい、自信を持ってお勧めいたします」
「わかった。例のようにしておいてくれ」
「かしこまりました」

そういうと従業員は出て行った

資料を見る

”申込者　夫真司３７歳。工場勤務６年目。年収３１０万円。信用情報黒。クレカ、カードローン、消費者金融に計７００万円
審査NG。保証人として妻遥３０歳。パート２年。年収６０万円。結婚４年目。クレカ、カードローンに計５０万円”

何故これだけ借りれたのか？おそらく虚偽の申告をした結果だろう

この二人は夫婦で借金を重ねていた。
ことの発端は夫が勤めていた会社が倒産。妻はパートを始める。
仕事が決まらず貯金がそこをつく。
仕事がようやく決まったが車で事故を起こす。
しかし資金難から自動車保険に加入しておらず、また無車検も判明した

カードローンやクレカの現金化、消費者金融ん手を染め・・・

首が回らなくなった

「社長そろそろ連絡しておいた方が・・・」
「ん。そうだな」

女性従業員から促され、俺はメールを送る

”遥さん、今から会えますか？先ほどの正敏金融です。ご融資の件前向きに検討できます”

するとすぐに返信がある

”本当ですか？ありがとうございます”
”お話がありますので、奥様と二人でお会いしたく思います”
”私とですか”
”そうです。遥さんとです。ご主人は必要ありません”
”わかりました”

遥さんと会う約束ができた