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今さらだけど、そりゃ違うんじゃないかな。
エディ・ジャパンは混沌・・アンストラクチャーでの戦いを特に志向しちゃいないだろう。それをやったのはジェイミーの方だ。
エディ・ジャパンは、アタックでは凝ったムーブに頼りすぎず、ラックをしっかり確保してフェーズを重ねて数的優位を作るような、比較的カタい戦い方を選んでいたよ。
後に立川も言っていたが、とにかく飛ばしパスは厳禁で、オフロード・パスもほとんど想定していなかったそうだ。
そのためにエディがやったのは、とにかくセットプレーとディフェンスの強化、そしてそれを可能にするフィットネスの強化だろうね。
とにかく初期のエディ・ジャパンも過去のジャパンと同様にそういう基本的なところが弱かったからね。
2015年にジャパンが南アを倒せたのはこれらの強化が実ったこと。
つまりセットプレーやブレイクダウンでのジャパンの奮闘と、最後まで切れずに走り切れたフィットネスの賜物だろう。
だからジェイミーはこれらのエディの遺産の上に、新たな足算をやれば良かった。戦い方のはばを拡げたわけだ。
エディにはそこまでやる時間の余裕が無かったが、ジェイミーはエディの遺産を存分に使えたからね。
そこでアンストラクチャーでの戦いも考えたから、キックも重視したし、CTB にも中村やラファエレのようなNZなら5/8的な選手を並べた。オフロード・パスも徹底的に習得させた。
五郎丸や小野はその戦術にはフィットしなかったから選考外だったんだろう(個人的にはプレースキックを別にすればSOとしての総合力は田村より小野だと思う)。
また個人的には山田は使えた(少なくとも当時の時点でのアタアタよりは)とは思うが、その辺の事情はよく分からんけどね。