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カーリング藤沢五月組を撃破！松村＆谷田が初優勝
2020年3月2日 6時0分スポーツ報知
# スポーツ# 冬スポ
初優勝した松村（左）と谷田はカップを持って笑顔
初優勝した松村（左）と谷田はカップを持って笑顔

　松村千秋（中部電力）、谷田康真（コンサドーレ）組が決勝で、３連覇を狙う藤沢五月（ロコ・ソラーレ）山口剛史（ＳＣ軽井沢ク）組を７—４で破り、初優勝。世界選手権（４月、カナダ）の代表に決まった。２—２の第３エンドに不利な先攻で１点を奪取。３—３で迎えた第５エンドに２点を加え、逃げ切った。

　要所でショットを決める勝負強さと、補佐するスイープ力を決勝でも発揮した。所属チームで日本一の実績を持つ松村と谷田は、開幕約１週間前に本格的な練習を始めた即席ペアで優勝。谷田は「ここぞというところで決めてくれた」と相棒をたたえ、松村は「苦しい時に助けられた」と視線を向け合って喜んだ。

　５—３で迎えた不利な先攻の第６エンド。谷田がやや精度を欠いたが、ペア最終投で松村がハウス（円）内にピンポイントで運んだ。３連覇の懸かる相手が大量点を狙いやすいパワープレーを選択した難局を１点でしのぎ、勝利を引き寄せた。

　ショットが弱めでも、谷田が持ち味のスイープで氷上を掃いて距離を伸ばし、ピンチをチャンスに変えた。昨年の世界選手権８強ペアを相手に主導権を握る快勝だった。今後の伸びしろを感じさせる２人。松村は「日本代表の看板に責任を持ち、メダルを目指す」と話し、２０２２年北京五輪出場枠につながる世界の舞台に挑む。