■12月の防衛戦が暗礁に…
プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(28)。
12月に予定されている防衛戦が、彼の警察沙汰によって暗礁に乗り上げていることが「週刊文春」の取材でわかった。
寺地は2014年にプロデビュー。
17年に王座を奪取して以降、国内現役最多の世界戦7連続防衛中だ。
17戦17勝(10KO)という戦績を誇り、今年6月の米メディアによる格付けランキングでは、3階級を制覇した井上尚弥(27)より高評価を得ている。
だが、同級1位の久田哲也(36)を迎えての8度目の防衛戦(12月19日・エディオンアリーナ大阪)が内定したのちの今年7月、寺地が事件を起こした。
ボクシング業界関係者が明かす。
■車ボコボコに破壊で警察沙汰
「仲間と泥酔し、1人で帰宅途中に豊洲のタワーマンションに不法侵入。車庫に止めてあった住人の車をボコボコに破壊したのです。警察の取り調べに、寺地は犯行を認めたそうです」
この関係者によれば、寺地は被害者に示談を持ちかけたが、現在に至るまで不調。
結局寺地サイドは「示談が済んでから試合出場を決める」と次戦の主催者に伝達。
正式発表が宙に浮いたままの状態だという。
週刊文春の質問に対し、寺地の所属ジムの会長であり父親の寺地永氏は、警察沙汰になっていることを認めた。
その後、寺地の弁護士は、「都内マンションで他人の車を破損させた事実、警察から事情聴取を受けた事実はあります」とし、総額300万円の示談金を提示するも合意に至っておらず、また、直接の謝罪も拒否されていると回答。
次戦については、「現在、調整中」としている。
事件の内容や、事件が呼んでいる波紋など、詳しくは11月26日(木)発売の「週刊文春」で報じている。
■拳四朗「自分を見つめ直す」謝罪
プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗が26日、報道各社に文書を配布し、今夏に他人の車を破損するトラブルを起こしたことを明かし、12月に計画していた防衛戦が延期になったことを謝罪した。
以下はコメント全文。
私、寺地挙四期は、今夏に飲酒を伴う会食後に酩酊状態となり、自宅と間違えて、他人の敷地に立ち入った上に、そこに駐車されていた車を破損してしまいました。
今月になって警察から呼び出しがあり、その時点で初めて自分が何をしたのか分かった次第です。
被害者の方には丁重にお詫びをして寛大なご配慮を頂き、示談が成立しております。
社会人として自覚に欠けた行動であり、次戦の準備をしていただいていた関係各位には、多大なるご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
今回の不祥事を猛省し、自分自身を見つめ直して参ります。
この度は誠に申し訳ございませんでした。
寺地拳四朗
【日時】2020年11月26日(木)
【提供】gossip!