子育て給付金、ふたり親世帯は7月以降 対象確定に時間
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久永隆一
2021年4月11日 5時00分
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厚生労働省が入るビル
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菅義偉首相が3月に支給を表明した困窮する子育て世帯向けの特別給付金のうち、ふたり親世帯への支給が7月以降にずれ込む見通しであることが、厚生労働省への取材でわかった。国による仕組みづくりに時間がかかるためだ。今回の給付金は、子どもの貧困に取り組む支援団体が進学や進級でお金がかかる4月に合わせた支給を求め、与党が応じた経緯もあるが、大きく遅れることになった。
給付金は子ども1人当たり5万円で、低所得のひとり親に加え、同じく低所得で両親がいる子育て世帯にも配られる。ひとり親は、児童扶養手当を受け取る世帯を対象に通算3回目の支給となる。児童扶養手当の振込口座に入金する形で、実務を担う自治体の一部は今月から支給を始める見通しだ。