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韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領が来月23日に開幕する東京オリンピック・パラリンピックに合わせて来日する方向で日韓両国が調整中だと読売新聞が15日、報じた。

しかし日本政府は、日韓首脳会談開催に「慎重な態度を見せている」と伝えられている。韓国メディア「京郷新聞」は15日、読売新聞の記事を引用し、韓国政府が先ごろ外交窓口を通して「平昌冬季オリンピックに対する”お返し”として訪問したい」という文大統領の意思を日本側に伝達したと報道。韓国側は「文大統領が日本に行き、菅首相と初めての首脳会談を開催したいと考えている」とのことだが、日本政府は「日韓関係悪化の原因が元徴用工と元慰安婦訴訟問題で韓国側が解決策を提示する可能性がなく、日韓首脳会談には慎重になっている」と伝えられた。

一方、G7首脳会議で菅首相と文大統領は簡単なあいさつを交わすにとどまり、注目を集めていた非公式での略式会談は実施されなかった。