旧中吉川小学校跡地そばの兵庫県三木市吉川町大畑に27日、スーパーマーケットがオープンした。吉川地域内には食料品店が少なく、日常の買い物でも三田や加東市に出向く住民が多かった。待望の店舗が誕生し、住民らは開店前から長い行列をつくった。
兵庫県内などでスーパーマーケットを展開する「さとう」(京都府福知山市)が「フレッシュバザール三木吉川店」として出店。市内では三木志染店、三木平田店に続き、3店舗目となった。
三木吉川店は県道17号に面し、中国自動車道吉川インターチェンジからも近い。鉄骨平屋で敷地面積4610平方メートル、71台収容の駐車場と10台入る駐輪場を備える。生鮮、総菜から加工食品、衣料、日用品などを販売。店内には無料休憩スペースもある。
初日は、開店前から約70人が並んだ。近所に住む女性(68)は「これまでは三田に車で15分かけて行っていた。ここなら歩いて来られるのでありがたい」と話していた。
同社の佐藤総二郎社長は「地元のニーズを調べて陳列する商品を一点一点選んだ。近隣に有力スーパーが見当たらず、期待は大きい。地域でどうお役に立てるのかを考えていきたい」と語った。
同店は吉川地域で運行しているデマンド型交通「チョイソコみき」の乗降場所に加わる。加入は11月から。