国士舘が2年連続10度目V 斉藤が大将対決制す
[2019年3月21日23時29分]
男子団体決勝で大牟田の石本(右)を一本勝ちで破って優勝を決めた国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通)
男子団体決勝で大牟田の石本(右)を一本勝ちで破って優勝を決めた国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通)
自身の一本勝ちで団体戦の優勝が決まり感極まる国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通) 笑顔で囲み取材を受ける国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通)
<柔道:第41回全国高校選手権>◇最終日◇21日◇男女団体◇東京・日本武道館◇日刊スポーツ新聞社後援
男子は東京・国士舘が決勝で福岡・大牟田を下し、2年連続10度目の優勝を果たした。5人制の勝ち抜き戦で、五輪2連覇の故斉藤仁氏の次男、立(たつる、2年)が「大将対決」を制して優勝を決めた。
身長190センチ、体重160キロの大器が躍動した。1−1で迎えた大将対決。斉藤は今月上旬に負傷した左手首にテーピングを巻いて、痛みも気にせず果敢に攻め続けた。大牟田の石本慎太郎(1年)に対して、組み手で圧をかけ、徐々に斉藤ペースに持ち込んだ。試合開始2分25秒、鋭い内股で石本を押しつぶして圧巻の一本勝ち。「アドレナリン全開で絶対に勝つという気持ちしかなかった。畳に上がれば痛みも関係ないし、これ以上ない最高の状態で臨めた」と、興奮気味に振り返った。
10日の全日本選手権(4月29日、日本武道館)東京都予選では、最年少で本戦の出場権を得ると、手首の悪化を懸念して準々決勝を棄権した。その後の稽古は乱取りすら出来ない状態で、今大会の出場も迷ったが目標の「団体3冠」を達成するために強行出場した。仲間には「(大将の)斉藤まで回さない」と言われ、自身の気持ちも奮い立った。
[2019年3月21日23時29分]
男子団体決勝で大牟田の石本(右)を一本勝ちで破って優勝を決めた国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通)
男子団体決勝で大牟田の石本(右)を一本勝ちで破って優勝を決めた国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通)
自身の一本勝ちで団体戦の優勝が決まり感極まる国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通) 笑顔で囲み取材を受ける国士舘の斉藤(撮影・丹羽敏通)
<柔道:第41回全国高校選手権>◇最終日◇21日◇男女団体◇東京・日本武道館◇日刊スポーツ新聞社後援
男子は東京・国士舘が決勝で福岡・大牟田を下し、2年連続10度目の優勝を果たした。5人制の勝ち抜き戦で、五輪2連覇の故斉藤仁氏の次男、立(たつる、2年)が「大将対決」を制して優勝を決めた。
身長190センチ、体重160キロの大器が躍動した。1−1で迎えた大将対決。斉藤は今月上旬に負傷した左手首にテーピングを巻いて、痛みも気にせず果敢に攻め続けた。大牟田の石本慎太郎(1年)に対して、組み手で圧をかけ、徐々に斉藤ペースに持ち込んだ。試合開始2分25秒、鋭い内股で石本を押しつぶして圧巻の一本勝ち。「アドレナリン全開で絶対に勝つという気持ちしかなかった。畳に上がれば痛みも関係ないし、これ以上ない最高の状態で臨めた」と、興奮気味に振り返った。
10日の全日本選手権(4月29日、日本武道館)東京都予選では、最年少で本戦の出場権を得ると、手首の悪化を懸念して準々決勝を棄権した。その後の稽古は乱取りすら出来ない状態で、今大会の出場も迷ったが目標の「団体3冠」を達成するために強行出場した。仲間には「(大将の)斉藤まで回さない」と言われ、自身の気持ちも奮い立った。