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22日放送のフジテレビ『バイキングMORE』(月〜金曜11：55)で、日本学術会議の任命拒否をめぐる問題で北村晴男弁護士(64)の主張に、MCの俳優坂上忍(53)とタレントの薬丸裕英(54)が真っ向から反論する場面が見られた。

菅義偉首相(71)は21日、訪問先のインドネシアで記者会見し、日本学術会議の会員候補6人を任命しなかったことについて、「会員の人選は、出身やそうしたものにとらわれずに、広い分野に立って、バランスのとれた活動を行って頂きたいということを、私自身は総合的・ふかん的と申し上げております」「推薦された方々が、そのまま任命をされてきた前例踏襲をしてよいのか考えた結果だ」と語った。

これについて坂上は薬丸に「説明には、なってる？」と質問すると薬丸はくい気味に「なってない」と断言し「やっぱり何でなんだって所をちゃんと国民がみんな解るように説明して頂きたいなと思います」と話した。

この問題について北村弁護士は、採用人事・昇格人事について理由を説明する組織は、どこにもないと主張。

「学術会議っていうのは国の予算が投入するものですから、最終的には民主的コントロールが及ばなければいけないんですよ、そのぎりぎりの範囲が任命権の行使なんです」と説明した。

さらに北村弁護士は北海道大学の研究を中止させた学術会議事態の問題について触れると、坂上は「これね！ でもね！ その学術会議の問題っていうのと、今回の問題っていうのは」と話に割って入ろうとしたのだが北村弁護士はその声を制止し、「学術会議を正常化したい、そういう発想をもってこの任命権を行使したと考えられんですよ」と説明した。

坂上は、北村弁護士に話を振った進行役のフジテレビ伊藤利尋(48)アナウンサーに対し「先に北村さんに振ったらこうなることは目に見えてるんだから」と説教し、不服そうな様子を見せた。

この人選に杉田和博官房副長官(79)が関与したと報道されていて、野党は杉田官房副長官の国会招致を要求したのだが、与党からは回答がなかったことについて坂上は「これたぶん北村さんに聞いたら、そんなの行く必要ありませんってなっちゃうのかもしれないですけど」と発言すると薬丸は「行く必要ないんですか？」と北村弁護士に質問。

北村弁護士は「さっき言ったように、人事って説明しちゃダメなんですよ、どんな組織でも」と繰り返し説明。

薬丸は納得できないようで「なんでじゃあそういう風に、政府は説明しないんですか？」と反論。

北村弁護士は「そりゃ僕、政府じゃないから解んない」ととぼけた答えでスタジオを笑わせたのだが、薬丸は「でも！ いや、だったら！ そういう風に、みんなモヤモヤ」と文章になっていない言葉を興奮気味に上げた。

北村弁護士は「推薦に基づいて任命するので、推薦されなければ永久に学術会議の会員になれない人たちたくさんいるんです。優秀な学者でも。安全保障技術を一生懸命研究しましょうって言っている人たちは絶対に学術会議から推薦されないんですよ。そういう恐ろしいことが起こってるんですよ。大事なことなんですよ」と学術会議の問題をさらに指摘した。

坂上は「大事なことってのは解ってるんですよ、解ってるんだけど国民の声としてやっくんが言ったみたいに、“説明すりゃ済む話じゃない、なんで説明できないの？”ってことでしょ」と薬丸に話を振ると「解りやすく、なんで説明しないんですか？ って」と薬丸も自身の主張を繰り返した。

先日も“トリキ錬金”をめぐって激論を交わした両者……。

今後も熱い議論を期待したい。