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教員免許ないまま１６年余り授業の中学校教諭、事情聴取前に電車にはねられ死亡
３月上旬に京都市内で電車にはねられて死亡した同市立中学校の男性教諭（４５）が、教員免許をもたないまま１６年余りにわたって授業をしていた可能性の高いことが１９日、分かった。
男性は１月に求められていた免許状の更新申請をせず、市教委は３月上旬に事情聴取する予定だった。

市教委によると、男性は保健体育を担当。平成５年２月に講師で採用され、途中の５年近くは非採用の時期があったが、２４年４月には教諭に採用されて同市右京区の中学校で勤務していた。
市教委は講師や教諭の採用時に教員免許状の写しの提出を求めている。男性も写しを提出していたが、すでに廃棄処分されている。
京都府教委では男性に教員免許を発行していないが、他の都道府県教委で発行されていた可能性がある。また、男性は授業や部活に熱心で保護者の信頼も厚かったという。

市教委は「１００％無免許とはいえないが、可能性は高い」としている。
２１年度の教員免許更新制導入以来、無免許教諭の発覚などが相次いでおり、市教委では全教員の免許管理簿を８月末までに作成して再発を防ぐ。livedoor