補助金不正受給事件 NPO元理事長の女を逮捕
障害者の自立を支援する施設に渡される広島市の補助金を不正に受け取っていたとして、NPO法人の元理事長の女が警察に逮捕されました。
その手口は通っている障害者の数を水増しして申請するというものでした。
5日午前、県警の捜査員に囲まれて自宅を出たマスク姿の女。
福田抄湖容疑者はNPO法人の理事長を務め障害者の交流活動を支える施設を運営していました。
警察によりますと福田容疑者は、2011年広島市にうその書類を提出して施設の運営費に対する2か月分の補助金304万円を不正に受け取った疑いがもたれています。
補助金の申請時に提出された名簿には25人が通っていると記載されていましたが、警察の調べでは実際に通っていたのはわずか3人。
残りの22人にその形跡はなく、しかも15人は障害を持っていなかったということです。
取り調べに対し福田容疑者は容疑を否認しています。
(広島市担当者)「障害者の施設において、不正があったのは遺憾に思う」
不正受給を許してしまったことについて広島市の担当者は事前に提出された申請書類に頼りすぎていたと説明します。
「事件が起こってしまったので、見抜けなかったということでチェック体制を見直しています」
施設側の管理のずさんさも浮き彫りになっています。
逮捕容疑の翌年度=2011年度について、施設は必要な書類の大半を保存していませんでした。
福田容疑者は2011年度分の補助金およそ2100万円も受け取っていて、警察が余罪について調べを進めています。
障害者の自立を支援する施設に渡される広島市の補助金を不正に受け取っていたとして、NPO法人の元理事長の女が警察に逮捕されました。
その手口は通っている障害者の数を水増しして申請するというものでした。
5日午前、県警の捜査員に囲まれて自宅を出たマスク姿の女。
福田抄湖容疑者はNPO法人の理事長を務め障害者の交流活動を支える施設を運営していました。
警察によりますと福田容疑者は、2011年広島市にうその書類を提出して施設の運営費に対する2か月分の補助金304万円を不正に受け取った疑いがもたれています。
補助金の申請時に提出された名簿には25人が通っていると記載されていましたが、警察の調べでは実際に通っていたのはわずか3人。
残りの22人にその形跡はなく、しかも15人は障害を持っていなかったということです。
取り調べに対し福田容疑者は容疑を否認しています。
(広島市担当者)「障害者の施設において、不正があったのは遺憾に思う」
不正受給を許してしまったことについて広島市の担当者は事前に提出された申請書類に頼りすぎていたと説明します。
「事件が起こってしまったので、見抜けなかったということでチェック体制を見直しています」
施設側の管理のずさんさも浮き彫りになっています。
逮捕容疑の翌年度=2011年度について、施設は必要な書類の大半を保存していませんでした。
福田容疑者は2011年度分の補助金およそ2100万円も受け取っていて、警察が余罪について調べを進めています。