ブラジル、30年までに違法伐採根絶 気候変動サミットで宣言
2021年04月23日08時25分
ブラジルのボルソナロ大統領(AFP時事)
ブラジルのボルソナロ大統領(AFP時事)
【サンパウロ時事】ブラジルのボルソナロ大統領は22日に開幕した気候変動サミット(首脳会議)で、アマゾン熱帯雨林などで横行している違法伐採を2030年までに根絶すると宣言した。同氏は経済開発を優先し、環境保護には後ろ向きだとして欧米諸国から批判を浴びていた。
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ボルソナロ氏はサミットで、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルについて「目標を10年前倒しし、50年までに達成すると決めた」と強調。環境監視機関の予算倍増などにより「30年までに違法伐採を根絶することを約束する。これによって排出削減目標の約半分は達成できる」と述べた。