新型コロナウイルスの収束を願うとともに、医療従事者に感謝の気持ちを伝えようと、日本化薬厚狭工場(大野龍昌工場長)は23日、山陽小野田市内の2カ所から花火を打ち上げた。また、山陽ライオンズクラブ(高橋靖治会長)は、22日からJR厚狭駅前で青と白に輝くイルミネーションの点灯を始めた。
花火は、感染拡大の影響で多くのイベントが中止になる中、地域に活気をもたらそうと企画。雲が広がり、小雨がちらつくあいにくの天気となったが、厚狭地区と厚陽地区の社有地から各75発を同時に打ち上げた。
保安上の理由などで詳細な打ち上げ場所を明かさなかったため、地域住民らは各所から夜空を見上げた。旧厚陽中体育館前では、バレーボールの練習を終えた子どもたちとその保護者が観賞。コロナ禍と雨空を吹き飛ばすように広がる大輪の花を楽しんでいた。
イルミネーションの点灯は、5000個のLED(発光ダイオード)電球を購入して実施。発足からの節目に寄贈してきた電波時計や献眼碑が立つ駅前ロータリー広場の花壇を飾り、中でも「ありがとう」の文字が際立っている。
初日は雨が降る中、会員が集まって点灯式を実施。高橋会長は「医療従事者だけでなく、感染の危険がある中で働き続けたすべての人に感謝したい。駅を利用する地域の人たちの心を和ませ、また頑張ろうと思ってもらえれば」と話した。
当面は午後7〜11時に点灯。感染状況を見ながら来春までは続ける予定のため、日没時刻が早まる冬場は点灯時間も早める。
[匿名さん]
どこからでも見えるように竜王山の山頂から上げたらいいのに
[匿名さん]