尖閣諸島で中国海警局が日本漁船を「煽りまくり」4時間
「我々が乗る漁船の東側に2隻、西側に2隻の中国公船が併走してきたんです。そのうちの1隻が近づいてきた瞬間、海保の船があいだに入ってガードしてくれました。上空には海保の航空機も飛んでいて、さながら戦争みたいでした」
6月21日、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の接続水域で繰り広げられた、海上保安庁の巡視船12隻と、「中国海警」と書かれた中国公船とのバトル。八重山漁協所属の漁船「恵美丸」に乗船していた砂川幸徳さん(55)は、そのときの緊迫した様子を、冒頭のように語る。
尖閣諸島周辺で漁を営んできた砂川さんが、漁船「第一桜丸」と2隻で尖閣に向かったのは、6月20日の午後9時すぎ。
「中国公船が尖閣にいることはわかっていましたが、海保に申請すると、『ガードするから大丈夫』と言ってくれました。片道8時間。夜が明けて尖閣に近づくと、やはり中国の船が待ち構えていました」
尖閣近くに停泊し、海保の巡視船に見守られながら釣り糸を垂らすと、アカマチやマグロが次々に釣れる。中国公船は遠巻きに、その様子を見ているだけだったという。
状況が一変したのは、漁を終えて石垣に戻ろうと走り出したときだった。突然、中国公船がスピードを上げ、漁船の後方に近づいてきたという。
「中国公船は、『ここは我々の領海だ』という意味の看板を掲げていました。
[匿名さん]
中国の習近平国家主席は、離島などへの上陸作戦を担う海軍陸戦隊を視察して「全身全霊で戦争に備えよ」と指示しました。
南部の広東省で中国版の海兵隊とされる海軍陸戦隊の部隊を視察した習主席は、「全身全霊で戦争に備えなければならず、高いレベルの警戒態勢を維持しなければならない」と指示しました。また、「実戦能力を向上させよ」と述べ、「困難や死を恐れない戦闘精神を育てる」と強調しました。陸戦隊は、かねてより日本の尖閣諸島や台湾への軍事作戦を想定していると指摘されてきました。習主席は、陸戦隊を「国の主権や海洋権益を守る重要な役割」と位置付けていて、軍事的圧力をさらに強める構えです。
[匿名さん]