自衛隊中古装備品、26日に初のオークション 操舵輪など30品目
7/3(金) 13:20配信
河野太郎防衛相は3日の記者会見で、自衛隊の中古装備品のオークション販売会を26日に東京・市谷の防衛省講堂で初めて開催すると発表した。今春退役した海上自衛隊練習艦「やまゆき」の操舵輪、航空自衛隊パイロットのヘルメット、輸送機の操縦桿(かん)など不用になった30品目を出品する。
3日午後に防衛装備庁ホームページに詳細を掲載し、参加募集を開始。参加定員は400人程度を想定している。
防衛費の財源確保が目的で、今後、インターネットオークションも検討している。河野氏は「将来的に(米国製最新鋭ステルス戦闘機)F35の1機分の収入をあげられたらいいなと思っている」と語る。F35調達費は1機100億円超。
売り上げは防衛費全体のごく一部にとどまるが、防衛省・自衛隊のコスト意識改革をアピールする狙いもある。麻生太郎副総理兼財務相に防衛省も収入確保を図るよう注文されている河野氏は「財務省にしっかり収入を上げている姿勢も見せて(来年度予算案の)概算要求に臨みたい」と強調した。