<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>2日、東京五輪の卓球競技では、男女団体戦の1回戦後半と準々決勝の前半が行われた。
男子日本代表がオーストラリア代表との初戦を3-0のストレートで破り準々決勝へ、女子日本代表が準々決勝で台湾代表を3-0で下し、準決勝進出を決めた。
日本代表 男女ともにここまで無敗2日の最初の試合に男子日本代表が登場。
トップのダブルスで水谷隼(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)による左利きペアが3-0のストレートで勝利すると、2番のエース・張本智和(木下グループ)は苦闘しながらもデイビッド・パウエル(オーストラリア)にストレートで勝利し王手をかける。
3番にシングルスで今大会初出場となった水谷が、文句なしのプレーでヤン・シン(オーストラリア)を圧倒し、全員が3-0のストレートで勝利し準々決勝進出を決めた。
最終試合には女子日本代表が登場。
トップダブルスで石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアが、台湾の鄭先知(ジェンシェンチー)/陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)ペアに台上から積極的に仕掛けて3-0のストレート勝利で2番につなぐ。
2番に登場した伊藤美誠(スターツ)は、混合ダブルスでも対戦した台湾のエース・鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)のパワーのあるラリーにも引けを取らず、コースと変化で揺さぶりストレート勝利を飾った。
3番手の平野は陳思羽の得意なラリー戦でミスが重なり1ゲーム落とすも、後半は緩急をつけた攻撃で相手を圧倒し3-1で勝利。
女子日本代表が準決勝進出を決めた。
海外勢の活躍同じ日に行われていた男子準々決勝では韓国がブラジルに3-0のストレート勝利、中国がフランスに3-0のストレート勝利で先に準決勝進出を決めた。
今大会シングルスで銀メダルを獲得した樊振東(ファンジェンドン・中国)が、シモン・ゴジ(フランス)とフルゲームに及ぶ接戦を繰り広げた場面もあった。
女子では韓国やシンガポールが順当に1回戦を突破、同じ準々決勝で中国香港がルーマニアに3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。
3日の見どころ3日の第1試合で男子日本代表が準々決勝に挑む。
相手は、フォア表の戦型で世界で活躍するマティアス・ファルク(スウェーデン)擁するスウェーデンだ。
この試合で水谷・丹羽による左利きペアが再び登場しチームの勝利に貢献するか、そして張本が調子を上げて快勝となるか。
スウェーデンにはマティアス・ファルクはもちろんのこと、ダブルスの名手であるクリスティアン・カールソン、そして若手のアントン・ケルベリが活躍している。
日本チームがスウェーデン相手にどのような戦術をとるか。
注目の一戦だ。
最終試合には日本女子代表が登場、中国香港との準決勝に挑む。
エースの伊藤の活躍はもちろんのこと、石川のダブルス、そして単複で2本取りを決めている平野がこのままの調子でメダル圏内を確定させることができるか。
中国香港もエースの杜凱琹(ドゥホイカン)をはじめ、李皓晴(リホチン)と蘇慧音(スーワイヤムミニー)のダブルスなど穴のない布陣で日本の前に立ちはだかる。
こちらの試合も見逃せない。
2日 試合結果男子団体1回戦 日本 3-0 オーストラリア〇丹羽孝希/水谷隼 3-0 フー・ヘミング/ヤン・シン11-7/11-3/11-8〇張本智和 3-0 デイビット・パウエル11-4/11-9/11-7〇水谷隼 3-0 ヤン・シン11-4/11-1/11-9女子団体準々決勝 日本 3-0 チャイニーズタイペイ〇石川佳純/平野美宇 3-0 鄭先知/陳思羽11-8/11-6/11-5〇伊藤美誠 3-0 鄭怡静11-2/11-9/11-8〇平野美宇 3-1 陳思羽11-9/7-11/11-4/11-43日 日本代表試合予定10:00~ 男子団体準々決勝日本 – スウェーデン19:30~ 女子団体準決勝日本 – 中国香港文:ラリーズ編集部
【日時】2021年08月03日(火)
【提供】Rallys