「せやさかい、そないな運賃言わはっても無理だっせ。色付けてもらわな堪忍でっせ。」
産まれも育ちも出雲地方の幹部Ｓ氏が関西弁で電話する声が響く、ここは安来市に本社を置く○和運輸。ちなみに支社や支店等はない。
関西の取引先と熱のこもった電話が聞こえるが、それにしてもＳ氏のおそろしくドヘタクソの関西弁はどうしたものか。おまけにイントネーション無視の一本調子の棒読み状態。横で聞いてるこっちが赤面するほどの恥ずかしさ全開だ。噂では関西弁の教材は「よしもと新喜劇」で、池乃めだかをリスペクトしているとのこと。
害は無いといえ、電話の相手は散々ヘンテコな関西弁を聞かされ、腹がよじれるくらいおかしいのを、必死に笑いをこらえながら商談しなくてはならないから大変だ。電話を切った後で、涙を流して大笑いしているのは間違いない。
