陳情書 中曽根康弘様
「尊敬する元首相様の健康を祈り、益々ご盛栄のことをおよろこび申し上げます。
私は故笹川良一(韓国名 文堯)の長男で、現在韓国ソウル市に住んでおります。
陳情要旨。不肖本人は親父、故笹川良一(文堯)の生前の功績と遺骸と血縁の兄弟を探す為に、
日本に住んでいる多くの知人を通じて探索した結果、
血縁の弟である、父と再婚女との間で生まれた笹川陽平。笹川財団を運営中とのこと。
と、私と血縁でない連れ子 笹川堯も世田谷に住んでいる事を確認しました。
私は亡き母の生前の遺言で、亡き父の遺骸と亡き母とのがっそうぼうをせんしゅうのこんと遺言しました。
これを実行する相談の為、日本の弟陽平と面接を願いましたが一方的な相面拒絶で私の希望を果たせず、
私自身、今後の生涯の知らぬ立場であり、最後に日本国で最高の現役指導者で、一身に全国民の尊敬はもちろん、
世界平和にも貢献なさった業績と共に新羅の後商と述懐なさった著書天地雨情を読んで、
大きな感銘と希望を受けましたので最後に元首相様に訴える事になりました。
私の母は一生を通じて、たった一回でも父との対面を悲願しましたが、その念頭はかなわず、
1993年、85年の悲運の生涯を閉じました。
母の遺言で父との合葬関係は日本と韓国文化、風俗が違うので、この問題は今後議論致しませんが、
私も件の一人ゆえ、お墓参りは当然のことと思います。
もしも、この事さえ反対であれば互いに話し合いで決める事だと思います。」
