東京新聞
【特報】
地上イージス計画 深まる混迷 秋田「見直し」 新たに19カ所が候補地に浮上
2019年12月19日
地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を巡り、候補地2カ所の地元が大揺れだ。陸上自衛隊新屋(あらや)演習場(秋田市)の見直し検討により、再調査中の国有地19カ所がある秋田市以外の同県内や青森、山形県にも不安が拡大。一方、山口の住民は早々に「唯一の適地」と押しつけられ、「こちらも見直しを」と憤る。システムが時代遅れとの指摘もあり、配備自体の見直しを求める声が強まっている。 (片山夏子、安藤恭子)