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No.10125584
#183
日本でハードコア映画が話題になったのは、70年から80年代までの一時期だ。艶系ビデオが隆盛となるまでの「時代の仇花」は、どんな運命をたどったのか─。

 愛欲シーンに詳しい映画ライターの松井修氏は、和製ハードコアの嚆矢となった「愛のコリーダ」(76年、東宝東和)について、今も変わらぬ厳しい現実を語る。

「昨年も4K修復版が劇場公開されましたが、かといって日本ではノーカットがまかり通るはずがない。結局、画質は上がっても肝心な場面はほとんど修正されています」

 大島渚監督は、日仏合作映画として禁断のテーマに取り組む。昭和初期に世を騒然とさせた「阿部定事件」を題材に、“男のイチモツ”を切られるという被害にあう吉蔵を藤竜也が、定を松田瑛子(享年58)が演じた。松井氏が続ける。

「一度、ノーカットの状態のものを見たことがあります」と話す松井氏によれば、そこには下腹部も結合シーンも「すべて映っています」というが、「ある意味、驚きは吉蔵が定の“あそこ”にゆで卵を挿入するシーン。取り出すと卵が愛液でぬめっていたのが確認できました」とも振り返る。


[ 匿名さん ]
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