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🧴 京都風俗・総合


No.5147450
合計:
#59
川柳の伝統的な特性をいうのに「三要素」と呼ばれるものがあります。 
【うがち】
「うがち」というのは動詞では「穿つ」で、本来は『穴』を開けることです。表面からは見えにくいものや、人が見落としているような事柄に目を向けて、それを明るみに取り出して見せたり(暴露)、常識的な仮面を剥ぎ取る(価値の引き下げ)など、すこし意地の悪い視線ですが、このものの見方が「笑い」を誘うのは、それが風刺や批評につながるからです。「世間のアナを言う」とか「ウガったことを言う」というのがそれで、特に短いフレーズで急所をはずさないのが、川柳の特性です。
【軽み】
「軽み」というのは、内容より形式にかかわる言い方で、さりげなくサラリと言ってのけた句体から、深い奥行きや広がりを感じさせることです。ゴタゴタと並べ立てて、何もかも言おうとすると、句体が重くなるばかりか、内容的なふくらみもなくなります。
それには、句調のなめらかさやリズムが関係してきますが、応募句には形式にとらわれない良さの反面、無駄な字余りや言い過ぎが目につくのも事実で、「軽み」の点ではなお工夫が必要と思われます。
構成は作句の最終関門で、ここで初めてテクニックが要求されます。
【おかしみ】
川柳とはユーモアの文芸であるということが誤解されて、何でもおもしろおかしいことを言えばいいと考える向きがありますが、川柳の笑いは結果であって、目的ではありません。無理やりに卑俗な事柄や言葉で笑わせようとしても、シラけるだけで、低次元のコトバ遊びもこれに類します。真実をしっかりとらえれば、人間それ自体が結構おかしい存在なのです。川柳には、じわりと湧いてくる笑い、自然のユーモアが望ましいので、くすぐりやジョーク、語呂合わせなどは川柳の「おかしみ」とは本来別なものなのですが、まだまだそれらが多いのが目立ちます。


[ 匿名さん ]

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