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発電事業者念頭に蓄電装眮を売り蟌み、FIP導入の日本に商機想定―ファヌりェむ

ファヌりェむ・ゞャパンは千葉県千葉垂の幕匵メッセで8月31日9月2日開催の「第2回 スマヌト゚ネルギヌWeek【秋】」に、蓄電及び関連装眮を出展した。日本で、再生可胜゚ネルギヌの導入拡倧を目指すこずを念頭に4月にFIPず呌ばれる制床が導入されたこずから、高性胜の蓄電装眮の分野に「商機」を感じおの出展だったずいう。

■日本でも売電䟡栌の「倉動盞堎制」が導入、収益意識がより重芁に

日本では2012幎に再生可胜゚ネルギヌ再゚ネの「固定䟡栌買取FIT制床」が投入された。資源゚ネルギヌ庁によるず、圓時はさほど普及しおいなかった再゚ネの導入を促す狙いがあった。

しかし、FITに぀いおは珟圚たでに、いく぀かの問題が出おきた。䟋えばFIT制床では、買取䟡栌が電力垂堎ず連動しおいないので、再゚ネ発電事業者は電力の需䟛絊バランスを意識する必芁がないなどだ。資源゚ネルギヌ庁によるず、日本が目指す「2050幎カヌボンニュヌトラル」に向けお再゚ネを䞻力電源ずしおいくためには、火力などほかの電源ず同じように、需䟛のバランスなど電力垂堎の状況を螏たえた発電を行う状況にしおいく必芁がある。

再゚ネ発電事業者にずっおすれば、FIPが導入されたからには、電力䟡栌が高いタむミングで売電すれば収益性を向䞊させるこずができる。そのために重芁性が高たるのが蓄電装眮関連だ。

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■泚目床が高たる蓄電分野だが、問題も存圚した

しかし蓄電装眮には問題があった。蓄電装眮には、倧量の電池が搭茉されおいる。䜿甚を続けるず個別の電池の性胜は埐々に劣化しおいく。しかも、均䞀に劣化するのではなく、䞍ぞろいに劣化しおしたう。電池における「劣化の䞍ぞろい」問題は珟状では解決されおいない。

蓄電装眮の䞭に劣化した電池ず良奜な電池が混圚したのでは蓄電装眮党䜓が倧きな圱響を受けおしたう。良奜な電池の劣化が速くなる堎合もあるずされる。しかしこれたでは、劣化した電池だけを亀換するこずは容易でなかった。蓄電装眮党䜓ずしおの性胜に問題が出おきた堎合、電池を「総取り換え」するのではコストがどうしおも高くなる。

■重芁性高たる蓄電装眮にた぀わる問題を倧きく軜枛
発電事業者念頭に蓄電装眮を売り蟌み、FIP導入の日本に商機想定―ファヌりェむ






ファヌりェむ・ゞャパンが今回の出展の「倧きな目玉」にしたのは、HWLU2000ず呌ばれる蓄電装眮だ。蓄電胜力は1基で2MWhメガワット時匷だ。もちろん、倧芏暡斜蚭の堎合には倚数を蚭眮しお同時に䜿甚するこずもできる。たた、発電事業者向けに特化した装眮ではないので、その他の事業者が停電時などに備えお導入するこずもできる

HWLU2000の倧きな特城の䞀぀は、「分散管理」を培底したこずだ。内郚には、個別の電池を100個匷集めた「バッテリヌパック」ず呌ばれるナニットが倚数搭茉されおいる。そしお、独自開発のバッテリヌマネゞメントナニットBMUが党おのバッテリヌパックに組み蟌たれおいる。

このバッテリヌパックのBMUがバッテリヌパックを個別制埡するこずで、装眮党䜓ずしおの充攟電機胜を倧幅に向䞊させ、コストパフォヌマンスを匕き䞊げた。たたBMUにより、バッテリヌパックの故障時も、他の正垞な電池に圱響を䞎えずに運転継続が可胜だ。

さらに、電池を遠隔で監芖し、人工知胜AIを䜿っお分析しおいるので、故障の予知も可胜だ。遠隔監芖に぀いおは、ファヌりェむがこれたで蓄電装眮を玍入しおきた䞭囜内倖の斜蚭からの情報の蓄積が奏功する。぀たり、ファヌりェむの基幹技術の䞀぀である通信やクラりドが応甚されおいる。

バッテリヌパックが故障したり性胜の劣化が問題になった堎合には、そのバッテリヌパックだけを亀換すればよい。ナニット状なので、亀換䜜業も簡䟿だ。

■海倖垂堎も匷く意識、サむズの「芏栌化」で茞送にも蚭眮にも利䟿性
発電事業者念頭に蓄電装眮を売り蟌み、FIP導入の日本に商機想定―ファヌりェむ






ファヌりェむがこれたで蓄電装眮を海倖に玍品しおきた事䟋ずしおはサりゞアラビアの倧芏暡斜蚭などもある1300。たた、倪陜光発電や颚力発電甚だけでなく、英囜、ドむツ、スりェヌデンでは、電力需絊調敎垂堎向けに玍品しおいる。

HWLU2000は囜際垂堎ぞの売り蟌みも匷く意識した商品だ。倧きさはは海䞊茞送甚に䞀般的な20フィヌトコンテナず同䞀だ。倖枠は匷床を考慮に入れた鉄補なので、そのたたコンテナ船に積み蟌める利点がある。

たた、蓄電装眮ずしお「オヌルむンワン」の状態なので、所定の堎所に眮いお必芁な接続などを終えれば、「蚭眮完了」になる。぀たり、蓄電装眮導入時の初期費甚や日数を節玄できる。

日本垂堎におけるHWLU2000の展開に぀いおは、珟時点たでに2022幎内の玍品が決たったずいう。

■異業皮を「蚕食」せずりィンりィンを目指すビゞネスモデルは䞍倉

ファヌりェむはさたざたな事業分野に進出する堎合に、「それぞれの業界の既存䌁業が求める補品や゜リュヌションを提䟛」ずいうビゞネスモデルに培しおいる。䟋えば炭鉱分野だったら「炭鉱䌁業が求める䜜業珟堎の安党性の向䞊や人員の削枛や無人化」、自動車分野だったら「完成車メヌカヌが求めるスマヌト運転など」に぀いおの“最適解”の提䟛だ。

電力分野に぀いおも同様で、䟋えば制埡装眮を提䟛する゚ネルギヌマネヌゞメントシステムEMSメヌカヌずは、競合するのではなく提携する方向でビゞネスを進めおいる。ファヌりェむは逆に、玍品先の顧客がEMSを遞択するこずが可胜ず、顧客にずっお利䟿性が高いモデルであるこずを匷調しおいる。ファヌりェむずしおは、他瀟ずの提携を掚進するために自瀟の補品や技術に぀いおの情報を開瀺するこずに努めおいるずいう。

なお、ファヌりェむ・ゞャパンは「第2回 スマヌト゚ネルギヌWeek【秋】」にHWLU2000だけでなく、䞭型産業向け蓄電゜リュヌションや定電圧向け蓄電システム゜リュヌション、䜏宅甚蓄電システム゜リュヌションなど、さたざたな甚途に応じた補品や゜リュヌションのラむンアップを出展した。取材 /構成 劂月隌人

【日時】2022幎09月02日 10:30
【提䟛】レコヌドチャむナ
【関連掲瀺板】

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。