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チェコオープン最終日の25日、男子シングルス準決勝が行われ、林昀儒(リンインジュ・8月世界ランキング13位・チャイニーズタイペイ)、ティモ・ボル(同8位・ドイツ)、ドミトリ・オフチャロフ(同11・ドイツ)、ウーゴ・カルデラノ(同6位・ブラジル)が登場した。
準決勝第1試合、林昀儒とボルのサウスポー対決は、今勢いに乗る林昀儒がベテランのボルを抑え、ゲームカウント4-3で勝利を収めた。
準決勝第2試合は、オフチャロフとカルデラノによるパワー卓球が繰り広げられ、オフチャロフがゲームカウント4-2でこの戦いを制した。
同日に行われる男子シングルス決勝で、林昀儒とオフチャロフが対戦する。
“柔”の林昀儒と“剛”のオフチャロフ、どちらが勝利するか必見だ。
試合序盤、林昀儒がサーブ、レシーブから優位に立ち、持ち前の高速卓球でボルを翻弄する。
林昀儒がゲームカウント3-1とリードすると、対するボルも回転量の多いドライブ、正確なカウンターで反撃を開始。
2ゲームを連取すると、ゲームカウントは3-3、勝負の行方は最終第7ゲームへともつれ込む。
最終ゲーム、序盤はボルがリードするも、中盤から林昀儒が強気の攻めで逆転。
林昀儒がそのまま押し切り、“ドイツの皇帝”ボルとのフルゲームの激闘を制した。
ドミトリ・オフチャロフvsヒューゴ・カルデラノ写真:勝利したドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworldハードヒッター対決となったこの試合、互いに一発のドライブで決める場面が多く見られた。
しかし、その中でもサーブで得点を重ねたオフチャロフが少し上を行き、ゲームカウント3-1とリードする。
第5ゲーム、後がなくなったカルデラノが取り返すも、第6ゲームをオフチャロフに逆転で奪われ、オフチャロフがゲームカウント4-2で勝利を収めた。
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