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硫黄山「何年も入れなくなる可能性」 火山学者が指摘
今月19日に250年ぶりに噴火したえびの高原・硫黄山では、噴火口から離れた西側の県道1号線付近からも新たな噴気が噴出するようになり、勢いがますます増加している。

気象庁によると、えびの高原では宮崎県と鹿児島県霧島市を結ぶ県道1号線脇からも噴気が立ち上るようになった。

23日現在、噴気の勢いと量はますます増え、南側斜面の複数の火孔から立ち上る噴気と合わせて、高原全体に白いガスが立ち込めるようになってきた。

21日にヘリコプターで実施した上空からの観測では、県道のすぐ脇に地熱の高まりが見られ、噴気の噴出とともに、熱い泥水が流れ出した痕跡も確認された。

 気象庁が20日に実施した空からの観測では、南側に点在する複数の火孔から噴煙が上がり、周辺では濃い灰色の熱泥が断続的に噴き出し、火口内に飛び散っているのが確認された。

えびの高原は、世界で霧島にのみ自生するバラ科の「ノカイドウ」のほか、天然記念物に指定されているツツジの「ミヤマキリシマ」が見られる盆地状の高原で、今月8日には山開きが行われたばかり。

本格的な観光シーズンを控えて、入山規制が続くなか、鹿児島大学の火山学者、井村隆介准教授は、「えびの高原は、この先、何年も入れなくなる可能性がある」と懸念を示している。
【日時】2018年04月23日 13:53
【提供】ハザードラボ

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